迦雄須一族
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「鎧伝サムライトルーパー」の記事における「迦雄須一族」の解説
人間界を護る役目を担る一族。不定期な周期で一族の中から力を持つ者が生まれ、三種の神器を守っていた。一族は基本的に雲水姿(大勢の雲水が、迦雄須に従っているシーンもある)をしている。戦国時代、阿羅醐によって後継者である迦遊羅を除き滅ぼされる。 迦雄須(かおす) 声 - 若本規夫 鎧擬亜を作り出した張本人。一千年前に阿羅醐を封じており、肉体は消滅していたが錫杖の力で実体のように見せ、今世まで鎧とその心を説いてきた。第1部終盤にて、自分の命を代償にして阿羅醐城への架け橋を作り、遺された錫杖は朱天へと受け継がれた。 迦遊羅(かゆら) 声 - 勝生真沙子 永禄2年(1559年)12月12日生まれ。大和の国(現在の奈良県)出身で、血液型はA型。 迦雄須一族の末裔にして、一族唯一の生き残り。8歳の時に阿羅醐によって妖邪界に拉致された上に記憶を封じられ、洗脳されて12歳になるまで阿羅醐の元で女妖邪として育つ。 姿は薄緑のワンショルダーレオタードに白タイツとブーツ、胸には懸守(かけまもり)を下げて中華風の軽鎧を身に付け、ポニーテールで紅の隈取りを目尻に施していたが、阿羅醐城内では十二単をまとい髪型もストレートだった。第2部中盤より登場し、妖邪界へ乗り込もうとするリョウやトウマと幾度となく干戈を交えた。物語終盤にて正気を取り戻しかけながらも芭陀悶に憑依されてしまうが、朱天童子の命懸けの戦いの末にその呪縛から解かれ、彼から「忠」こと「貴力」の鎧を受け継ぎ、後にこれをまとう。小説版では登場のタイミングが早めになっている。 戦闘では殆どダメージを負わぬなど高い実力を発揮しており、釵(サイ)にも似た二本組みの「星麗剣(せいれいけん)」と呼ばれる剣から、「星屑よ、鳴け。星麗剣、吠えろ。我が必殺の嵐星斬!」の掛け声とともに必殺技の「嵐星斬(らんせいざん)」を放つ。剣の柄に付いた房も自在に長さが変わり、縄鏢(じょうひょう)的な投擲武器となる。 漫画版では記憶を封じた懸守(胸に下げたプレート状の護符)が破壊され、記憶を取り戻すと同時に迦雄須一族として錫杖を受け継いで雲水姿となる。その際、迦遊羅にも額に「愛」の文字が浮かび出る描写がある。 畑健二郎の漫画『ハヤテのごとく!』に登場する剣野カユラの名前は、彼女が元ネタになっている。
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