なまはげとは?

なま‐はげ【生剝げ】

《「なま」は「なもみ」の意》秋田県男鹿(おが)地方などで、陰暦正月15日夜(近年多く大みそか、または陽暦1月15日)に行われる行事数人青年(みの)・仮面などで鬼の姿をし、木製大包丁・手桶などを持って家々訪れ子供怠惰戒めたりして、酒食振る舞いを受け、祝儀の餅をもらって帰るあまめはぎなもみはぎ。ひかたたくり。《 新年

[補説] 男鹿のものは国指定重要無形民俗文化財また、平成30年2018)「来訪神 仮面仮装神々」の名称で、ユネスコ無形文化遺産に登録された。

生剥げの画像

なま‐はげ【生剥】

〔名〕 (「なま」は「なもみ」の意) 秋田県男鹿半島などで、旧暦正月五日近年では大晦日の晩に行なう行事また、その行事登場するもの。青年数人が、恐ろし鬼の面をかぶり、(みの)を着、木製刃物・鍬・幣束・箱などを持ち家々訪れ酒食ふるまいを受け、祝儀をもらう。現在は、鬼が火だこのできるような怠け者懲らしめに来るとされているが、元来は、遠方から正月訪れて来る異郷の神を表わすものの名残りであるとされる。なもみはぎ。火形たくり。《季・新年‐冬》

風俗画報‐二二四号(1901)諸国正月行事生剥とて々の男共は、〈略〉手に銀紙貼の包丁持ち家毎に廻る


なまはげ 【生剥】

秋田県男鹿半島地方などで、正月五日夜の行事青年数人大きな鬼面をかぶり、を着、木製刃物幣束・箱などを携え、戸毎訪れて「泣ぐ子いねがア、怠け嫁、怠け婿いねがア」などと叫び酒食饗応を受け、祝言を述べる行事元来小正月の訪問者として祝福神的性格をもっていたが、異形扮装から次第に怖がられる存在へと変化したようだ。ナマハゲナマナモミで、火にあたり過ぎて脚などに生ず火斑をいい、怠け者象徴であり、それをはぎ取るという意味である。地方によりナモミハギとかナモミタクリともいう。能登半島にはアマメハギと呼ぶ類似の行事がある。

なまはげ

作者土門宏子

収載図書待合茶屋富竹
出版社風涛
刊行年月2000.1


なまはげ

作者片岡弘

収載図書花いちもんめ
出版社光陽出版社
刊行年月2001.3


なまはげ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/04 04:52 UTC 版)

なまはげは、秋田県男鹿半島周辺で行われてきた年中行事、あるいはその行事において、仮面をつけの衣装をまとった神の使い(来訪神)を指す。


注釈

  1. ^ 鬼が妖怪であるのに対し、なまはげは神の一種であるため、全く異なる存在である。

出典

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