流鏑馬とは? わかりやすく解説

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やぶさ‐め【流馬】

読み方:やぶさめ

騎射の一。綾藺笠(あやいがさ)をかぶり、弓懸(ゆがけ)・弓籠手(ゆごて)・行縢(むかばき)を着け狩り装束射手が馬を走らせながら鏑矢(かぶらや)で木製方形三つ的を射るもの。平安後期から鎌倉時代にかけて盛んに行われ笠懸犬追物(いぬおうもの)とともに騎射三物(きしゃみつもの)の一。現在、鎌倉鶴岡八幡宮などの神事として残る。


流鏑馬


流鏑馬


やぶさめ 【流鏑馬】

日本で、馳せる馬上から鏑矢的を射る射技。平安末期から中世にかけて、犬追物笠懸などと共に行われたもので、元来年占神事だった。今は神社儀式としてのこる。→ 年占

流鏑馬

作者立原正秋

収載図書立原正秋珠玉短篇集 2 辻が花
出版社メディア総合研究所
刊行年月1998.4


流鏑馬


流鏑馬

読み方:ヤブサメyabusame

作者 立原正秋

初出 昭和41年

ジャンル 小説


流鏑馬

読み方:ヤブサメyabusame

作者 山本健吉

初出 昭和55年

ジャンル 随筆


流鏑馬

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/05 02:58 UTC 版)

流鏑馬(やぶさめ、異表記: 鏑流馬)は、日本の古式弓馬術(伝統的騎射術)である[1][2][3][4]武家社会で行われた騎射の一種で、馬術弓術を組み合わせたもの[5]


注釈

  1. ^ 興福寺領荘園内の荘官を衆徒とし、春日社領荘園内の荘官を国民としてそれぞれ荘園の管理をさせた。室町時代になると、十市氏を刀禰とする長谷川党、箸尾氏を刀禰とする長川党、筒井氏を刀禰とする戌亥脇党、楢原氏を中心とした南党、越智氏を中心とした散在党、平田党の六党が割拠し、その中でも筒井氏、越智氏、箸尾氏、十市氏の四氏が「大和四家」と呼ばれる勢力に成長していった。おん祭りが始められた当初から、大和武士によって「流鏑馬十騎」が奉納されてきた。

出典

  1. ^ a b kb小学国.
  2. ^ カザフで日本の流鏑馬披露 乗馬盛んな中央アジアで初」『SankeiBiz』株式会社産経デジタル、2017年8月14日。2021年5月2日閲覧。
  3. ^ KyodoNews (14 August 2017). カザフで日本の流鏑馬披露 乗馬盛んな中央アジアで初 (動画共有サービス). 共同通信社YouTube公式チャンネル). 2021年5月2日閲覧※収録時間:1分24秒。
  4. ^ kb泉.
  5. ^ kb旺.
  6. ^ kb-MP.
  7. ^ kb-Brit.
  8. ^ 公益社団法人 日本馬事協会”. www.bajikyo.or.jp. 2022年1月24日閲覧。
  9. ^ a b kb-Nipp.
  10. ^ a b c 第2版, 日本大百科全書(ニッポニカ),百科事典マイペディア,ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典,精選版 日本国語大辞典,旺文社日本史事典 三訂版,デジタル大辞泉,デジタル大辞泉プラス,世界大百科事典. “流鏑馬とは”. コトバンク. 2022年1月24日閲覧。
  11. ^ 武田流流鏑馬”. 一般社団法人 日本古式弓馬術協会. 2021年10月26日閲覧。
  12. ^ 武田流鎌倉派流鏑馬神事の概説”. 近江神宮. 2021年10月26日閲覧。
  13. ^ 長柄神社”. 御所市地域活性推進室. 2021年10月26日閲覧。
  14. ^ 賀茂祭騎射神事”. 下鴨神社(賀茂御祖神社). 2021年10月26日閲覧。
  15. ^ a b c 金子四郎家教 (1992), p. 100.
  16. ^ 出雲伊波比神社のやぶさめ (PDF) - 毛呂山町パンフレット



流鏑馬

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/05 00:37 UTC 版)

田辺祭」の記事における「流鏑馬」の解説

7月25日笠鉾神前勤めが終わると、稚児騎乗した三騎によりそれぞれ三回の射的合計本の射矢による魔除け儀式(流鏑馬)がおこなわれるこの間、馬の世話親方馬子唄唱えられ祭礼終了となる。

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「流鏑馬」を含む「田辺祭」の記事については、「田辺祭」の概要を参照ください。


流鏑馬

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/26 08:09 UTC 版)

六郷神社」の記事における「流鏑馬」の解説

七草こども流鏑馬祭 毎年1月7日にこどもの開運・健康・出世祈り、裃姿のこどもによって執り行われる古く弓射りとも称し源頼朝奉納に始まるという伝承がある。社前設けられ射場は、18本の青竹矢来組んでヨシズ張りその上に八方白眼はっぽうにらみ)という特有の的(それぞれ異な8つの眉と目を縦2列に描いた和紙を、大きな蛇の目中央張ったもの)である。弓は椿木に麻の弦を張ったもの、矢は長さ1m程の篠竹西之内の矢羽付けたものを用いる。射士氏子12歳以下男児限られ射る順番抽選によって決められる。1番手2番手が、矢を交差させ、3本大きな御幣立っている的の上を越すように射り(山越し)、山越しがすむと、3番手と4番手が『一の目玉』を、5番手と6番手が『二の目玉』という具合に射り進む。流鏑馬といっても馬には乗らず多摩川流域多くみられた「歩射」(御備射)の伝統守っていたが、平成10年1998年)からは八方白眼の幕の前に置いた木馬またがり正方形杉板の的に鏑矢射るという、新し様式取り入れられている。

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流鏑馬(やぶさめ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/24 19:28 UTC 版)

岩佐拓」の記事における「流鏑馬(やぶさめ)」の解説

変形のレッグスプレッドとアームロック複合技。さらに相手の体を仰向けにして極めるため、バックブリーカー兼ねている。もともとは脊髄損傷呼ばれていた。

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流鏑馬

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/24 06:04 UTC 版)

騎射三物」の記事における「流鏑馬」の解説

詳細は「流鏑馬」を参照 距離2町(約218m)の直線馬場に、騎手進行方向左手3つの的を用意する騎手は馬を全力疾走させながら3つの的を連続して射抜く。現在でも日本各地流鏑馬神事として行われている。

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流鏑馬

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/26 01:07 UTC 版)

出雲伊波比神社」の記事における「流鏑馬」の解説

当社の流鏑馬は康平6年1063年)に源義家奉納したものが発祥とされる2010年代現在では春秋の2回開催されるが、春は7歳未満男児騎乗し1度だけ矢を射る儀式(願的)をおこなうものである本格的な騎射(夕的)が実施されるのは秋の本祭りで、こちらは15歳程度少年騎乗し、3頭の馬(祭礼区ごとに1頭)による3回騎射おこなわれる開催日時本祭り):毎年11月3日文化の日) 朝的 午前9時ごろから10時30分ごろまで 夕的 午後2時30分から5時ごろ

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流鏑馬

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/05 10:04 UTC 版)

田辺祭」の記事における「流鏑馬」の解説

流鏑馬という言葉は本来、馬上から矢を撃つ行為を指す言葉であるが、田辺祭においては屋敷町における祭の役割担当の名称でもある。

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流鏑馬

出典:『Wiktionary』 (2021/08/11 07:48 UTC 版)

名詞

やぶさめ

  1. 馬を走らせながら、的を狙って鏑矢射ること。弓術稽古儀式神事としても行われる。

発音(?)

や↗ぶさめ

類義語

語源

関連語


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