弘前城とは? わかりやすく解説

ひろさき‐じょう〔‐ジヤウ〕【弘前城】

読み方:ひろさきじょう

青森県弘前市にある旧津軽藩の城。慶長16年(1611)津軽信牧(つがるのぶひら)が築城。のち、雷火焼失現存天守閣文化7年(1810)完成また、(やぐら)三つ城門五つ現存桜の名所として有名。鷹岡城


弘前城

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/01 20:26 UTC 版)

弘前城(ひろさきじょう)は、陸奥国鼻和郡(のち統合と外浜(青森)、西浜(十三湊)を編入で津軽郡)弘前(現・青森県弘前市下白銀町)にある日本の城。別名・鷹岡城高岡城江戸時代に建造された天守などが現存し国の重要文化財に指定されている。また城跡は国の史跡に指定されている。江戸時代には津軽氏が居城し弘前藩藩庁が置かれた。


注釈

  1. ^ 「館神」という守り神の社は稲荷社であったがその稲荷様の後ろに厨子があり、その厨子は一度も開かれることがなく「館神」はその中に安置されていると言われていた。明治になってその「開かずの宮」の扉が開けられると中には豊臣秀吉の木像が入っていた。築城した為信と信枚は江戸幕府による改易の危険を顧みず、津軽家を独立した大名と認め領地安堵してくれた秀吉を城内に祀っていたのである。「館神」だった木造太閤秀吉座像は1957年津軽家から革秀寺へ寄託され境内の津軽為信霊屋に安置(非公開)されている。

出典

  1. ^ 新人物往来社編『日本の城原風景 城古写真カタログ』新人物往来社 2000年 - 北面に多門櫓が付属している様子を撮影した古写真がある。
  2. ^ 「文部省告示第288号」『官報』1937年7月29日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  3. ^ 記念スタンプ「逓信省告示第1126号」『官報』1937年4月30日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  4. ^ “石垣修理へ試掘調査進む/弘前城本丸 ”. 陸奥新報. (2012年9月9日). オリジナルの2012年9月20日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20120920163017/http://www.mutusinpou.co.jp/news/2012/09/22929.html 2023年1月15日閲覧。 
  5. ^ 弘前城石垣を大修理 16年度から[リンク切れ] - 読売新聞 2012年9月26日
  6. ^ “天守の曳屋終え職人万感 「宝守る」貫徹”. Web東奥 (東奥日報社). (2015年10月25日). オリジナルの2015年10月26日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20151026102201/http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2015/20151025006712.asp 2023年1月15日閲覧。 
  7. ^ “弘前城天守の曳屋16日スタート”. Web東奥 (東奥日報社). (2015年8月14日). オリジナルの2015年8月25日時点におけるアーカイブ。. https://archive.md/zy7Uh 2023年1月15日閲覧。 
  8. ^ “100年ぶり天守持ち上がる/弘前城曳屋開始”. Web東奥 (東奥日報社). (2015年8月16日). オリジナルの2015年8月25日時点におけるアーカイブ。. https://archive.md/aYsvC 2023年1月15日閲覧。 
  9. ^ 天守35センチ上昇 弘前城、揚屋第1工程終了[リンク切れ]
  10. ^ “弘前城天守、2日間で22.3メートル移動”. Web東奥 (東奥日報社). (2015年9月4日). オリジナルの2015年9月5日時点におけるアーカイブ。. https://archive.md/evtT8 2023年1月15日閲覧。 
  11. ^ “天守曳屋、固唾のみ見守る市民”. Web東奥 (東奥日報社). (2015年9月4日). オリジナルの2015年9月6日時点におけるアーカイブ。. https://archive.md/n4mGP 2023年1月15日閲覧。 
  12. ^ “弘前城:天守グルリ25度「無事成功」 青森で石垣修理”. 毎日新聞. オリジナルの2015年9月21日時点におけるアーカイブ。. https://archive.md/xLdLW 2023年1月15日閲覧。 
  13. ^ “くるっ 2時間で25度/弘前城の曳屋”. Web東奥 (東奥日報社). (2015年9月14日). オリジナルの2015年9月21日時点におけるアーカイブ。. https://archive.md/9aynh 2023年1月15日閲覧。 
  14. ^ “弘前城 天守移動の「曳屋」作業終わる”. NHKニュース. (2015年10月24日). オリジナルの2015年10月24日時点におけるアーカイブ。. https://archive.md/LvjE2 2023年1月15日閲覧。 
  15. ^ “<弘前城>天守お引っ越し 曳屋工事完了”. 河北新報オンラインニュース. (2015年10月25日). オリジナルの2015年10月25日時点におけるアーカイブ。. https://archive.md/qRBjH 2023年1月15日閲覧。 
  16. ^ “天守着座、100年ぶりの曳屋終了/弘前城”. Web東奥 (東奥日報社). (2015年10月24日). オリジナルの2015年10月25日時点におけるアーカイブ。. https://archive.md/2gVU2 2023年1月15日閲覧。 
  17. ^ “弘前城:動く天守ついに着座 6年後に元の位置に 青森”. 毎日新聞. (2015年10月25日). オリジナルの2015年10月25日時点におけるアーカイブ。. https://archive.md/DGgwn 2023年1月15日閲覧。 
  18. ^ “弘前城天守の背に津軽富士 展望台が完成”. Web東奥 (東奥日報社). (2015年12月22日). オリジナルの2016年1月5日時点におけるアーカイブ。. https://archive.md/vbiuU 2023年1月15日閲覧。 
  19. ^ 三浦正幸監修『【決定版】図説 天守のすべて』学習研究社 2007年
  20. ^ 弘前城天守台から壺/明治~大正期の遺構[リンク切れ]
  21. ^ “弘前城天守下でイカ型の石見つかる 「任天堂の仕業?」とネットで話題に”. 弘前経済新聞. (2017年7月20日). https://hirosaki.keizai.biz/headline/815/ 2023年1月15日閲覧。 
  22. ^ 弘前城天守台でイカ型隅石発見[リンク切れ]
  23. ^ “弘前城:石垣から「イカの形の謎の石」名は「いかすみ石」”. 毎日新聞. (2017年7月19日). オリジナルの2017年7月19日時点におけるアーカイブ。. https://archive.md/sMFa4 2023年1月15日閲覧。 
  24. ^ a b “【千田嘉博のお城探偵】木々で見えぬ真価 弘前城”. 産経ニュース (産経新聞社). (2020年11月2日). https://www.sankei.com/article/20201102-2RC4V6WRWJOWTIYEAVV27ZGAT4/ 2019年11月18日閲覧。 
  25. ^ 弘前城合体ロボ「超城合体タメノブーンV」登場”. 観光Re:デザイン. 株式会社ジェイクリエイト (2016年6月1日). 2023年1月15日閲覧。
  26. ^ 弘前 城ロボプロジェクト「超城合体タメノブーンⅤ」 - 弘前市公式サイト


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弘前城

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現存天守」の記事における「弘前城」の解説

詳細は「弘前城」を参照 青森県弘前市 1611年慶長16年築城 - 1871年明治4年廃城 天守建造年:1810年文化7年大名分類外様 石高10万築城者津軽為信津軽信枚 主な改修者:津軽寧親表紋章:「津軽牡丹(つがるぼたん)」 文化財指定史跡重要文化財9棟 その他指定日本さくら名所100選日本の歴史公園100選日本100名城4番)、美しい日本の歴史的風土100選 独立層塔型3重3階天守で、現在の現存天守の中では日本最北かつ最東端の地にある。1627年寛永4年)に落雷により天守焼失した後、1810年文化7年)に幕府はばかって名目上として3重3階層塔構造新築したもので、「御三階櫓」と名付けられた。城外側にあたる東・南面には切妻破風を2重に重ねて出窓出張設け、窓の代わりに矢狭間用いた構えであるが、城内側にあたる西・北面には天守建築の特徴一つである破風がなく、連続した窓があけられている。また、凍結対応するために屋根瓦(木型の上銅板貼り付けているもの)が用いられている。

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