稲荷社とは? わかりやすく解説

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稲荷社

読み方:イナリシャ(inarisha)

教団 神社本庁

所在 愛知県碧南市

祭神 保食神 ほか

神社名辞典では1989年7月時点の情報を掲載しています。

稲荷神社

(稲荷社 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/09 02:31 UTC 版)

稲荷神社総本宮の伏見稲荷大社

稲荷神社(いなりじんじゃ)・稲荷社(いなりしゃ)は稲荷神を祀る神社。京都市伏見区深草にある伏見稲荷大社神道上の稲荷神社の総本宮となっている[1]神仏分離の際、稲荷神社は多数の神道系と少数の仏教系とに分かれた[2]

神社のうちで稲荷神社は、2970社(主祭神として)[3]、32000社(境内社・合祀など全ての分祀社)[4]を数え、屋敷神として個人や企業などに祀られているものや、山野や路地の小祠まで入れると稲荷神を祀る社はさらに膨大な数にのぼる。

建造物

鳥居

参道の鳥居(伏見稲荷大社)
鳥居が並ぶ階段(壱岐伏見稲荷神社)

神道系の稲荷神社の入り口には通常、朱色鳥居が建てられている。朱塗りは社殿や鳥居で広く使われ、稲荷を象徴するものになっている[5]。総本宮である伏見稲荷大社では、参道は「千本鳥居」によって導かれる[6]

ほとんどの稲荷神社では社頭などに守護獣として形の像が置かれ、奉納された赤い前掛けをつけていることも多い[5]。狐は稲荷の神使であるが、俗に神そのものとも考えられている[7]。狐の像は普通、雌雄一対となっている[5]。多くの場合、口や前足に象徴的な品を持ち、その品は宝玉や鍵、巻物が一般的であるが、稲束や子狐なども好まれている。彫像は写実的なものでなく様式化されており、狐が座し、尻尾が立ち上がっている様が表現されている。これらの共通した特徴にもかかわらず、各像は非常に個性的であり、完全に同じであるものは二つとして無い[5][8]。今日では、入り口で狐の像を見つけたら、それは稲荷神社の存在を表している[6]

稲荷神社一覧

以下では各地に鎮座する稲荷神社を掲げる。太字は稲荷信仰と習合している仏教寺院。

北海道

東北地方

関東地方

中部地方

近畿地方

中国・四国地方

九州地方

日本国外

脚注

  1. ^ 伏見稲荷大社とは”. 伏見稲荷大社. 2013年11月13日閲覧。
  2. ^ 大森惠子『稲荷信仰の世界―稲荷祭と神仏習合』慶友社、2011年12月10日、30-45頁。ISBN 978-4-87449-254-3 
  3. ^ 岡田莊司・加藤直弥 『現代・神社の信仰分布』 國學院大學。
  4. ^ 岡田米夫 『全国神社祭神御神徳記』 神社新報社。
  5. ^ a b c d Smyers, Karen Ann. (1999). The Fox and the Jewel: Shared and Private Meanings in Contemporary Japanese Inari Worship. Honolulu: University of Hawaii Press. ISBN 9780824820589; ISBN 9780824821029; OCLC 39523475
  6. ^ a b Cali, Joseph; Dougill, John; Ciotti, Geoff (2013). Shinto Shrines: A Guide to the Sacred Sites of Japan's Ancient Religion. University of Hawai'i Press. ISBN 9780824837136. JSTOR j.ctt6wqfhm 
  7. ^ Japan | Grove Art” (英語). www.oxfordartonline.com. doi:10.1093/gao/9781884446054.article.T043440. 2019年3月26日閲覧。
  8. ^ 小泉八雲. Glimpses of Unfamiliar Japan. Project Gutenberg e-text edition, 2005. 152-153. Retrieved on February 19, 2007.

稲荷社

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/09 14:00 UTC 版)

駒留八幡神社」の記事における「稲荷社」の解説

昭和始め区画整理の際に三軒茶屋にあった白井稲荷合祀した

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稲荷社

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/10 02:42 UTC 版)

須佐神社 (出雲市)」の記事における「稲荷社」の解説

祭神稲倉魂命である。

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稲荷社

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/30 02:03 UTC 版)

大島神社 (尼崎市)」の記事における「稲荷社」の解説

社殿の北隣に位置し稲荷神祀る朱塗りの祠。手前には元禄時代建てられ明神鳥居がある。

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稲荷社(祭神 倉稲魂神)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/20 09:49 UTC 版)

葛西神社」の記事における「稲荷社(祭神 倉稲魂神)」の解説

2月初午祭参拝者参詣来られる以前農作物収穫祈り稲作地元農産物金町コカブ青物作物など、生産者地元農民達に崇敬集めていた。

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稲荷社(いなりしゃ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/08 07:55 UTC 版)

鷲宮神社」の記事における「稲荷社(いなりしゃ)」の解説

倉稲魂命(ウカノミタマノカミ)を祀る祭典2月初午。「鹿島神社神明神社参道」の、鹿島神社のすぐ西隣に鎮座している。小さな社殿社号碑や鳥居はない。

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稲荷社

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 14:36 UTC 版)

誕生寺 (奈良市)」の記事における「稲荷社」の解説

山門入って左側にあり、吉高大明神をまつる。

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稲荷社

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/09 09:57 UTC 版)

武蔵御嶽神社」の記事における「稲荷社」の解説

随身門のやや奥にある。

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稲荷社

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 14:51 UTC 版)

日光二荒山神社」の記事における「稲荷社」の解説

祭神倉稲魂神うかのみたまのかみ、宇迦之御魂神)。

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稲荷社

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/25 06:43 UTC 版)

厚木神社」の記事における「稲荷社」の解説

鎌倉時代よりあったと伝えられ宝永年間別当智音寺の僧高観が中興したが、関東大震災によって鳥居を残すのみとなる。その後1933年昭和8年2月現在の社殿再建された。

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