習合とは? わかりやすく解説

しゅう‐ごう〔シフガフ〕【習合】

読み方:しゅうごう

異な教義などを折衷すること。「神仏—」


しゅうごう 【習合】


習合

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/28 03:14 UTC 版)

習合(しゅうごう、: Religious Syncretism、宗教的なシンクレティズム)とはさまざまな宗教の神々や教義などが合体したり融合すること。

概説

古くからある信仰と新しく来た信仰が接触し生じる。キリスト教仏教など世界宗教は現地に受け入れられる過程で各地で宗教的シンクレティズムを生んだ。

習合の具体例

おおまかに古い例から順に挙げる。

  • 中国で道教儒教仏教三教が習合・混淆したものを「zh:三教合流」や「三教合一」という。山西省の有名な吊り神殿には、孔子老子釈迦牟尼の像が収められている「三宗教会館」の本堂がある。中国の民間信仰の一派である「三位一体の宗教」は、3つの宗教の統一を提唱している。

種類

様々な形の習合がある。たとえば次のような形がありうる。

  • 要素に分解しておいて、要素をごちゃまぜにして再構成するもの。
  • 複数の信仰対象を同じ重さで扱って、名前を併記するもの。(中国の三教合流のようなもの)
  • 片方を主として、もう片方を従とするもの。

西方教会東方教会に別れ、さらにカトリックプロテスタントに分裂するなど、多くの、非常に多くの教派に分裂したキリスト教では、17世紀ころからカトリックプロテスタント正教会などを統一しようとする動きが生じ、それを「シンクレティズム」と呼んだ。

脚注

関連項目


習合

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/11 09:53 UTC 版)

荼枳尼天」の記事における「習合」の解説

古来より、古墳や塚に巣穴作り時には屍体を食うことが知られていた。また人の死など未来を知り、これを告げると思われていた。あるいは狐媚譚などでは、人の精気を奪う動物として描かれることも多かった荼枳尼天のこのとの結びつきが、日本の神道の稲荷と習合するきっかけとなったとされている。なお、荼枳尼結びつきは既に中国において見られる

※この「習合」の解説は、「荼枳尼天」の解説の一部です。
「習合」を含む「荼枳尼天」の記事については、「荼枳尼天」の概要を参照ください。

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習合

出典:『Wiktionary』 (2021/08/21 01:26 UTC 版)

名詞

しゅうごう

  1. 宗教異なる複数教義などを折衷すること。

発音(?)

しゅ↗ーごー

動詞

活用

サ行変格活用
習合-する

「習合」の例文・使い方・用例・文例

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