習俗・文化
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匈奴は文字を持たないため、自身の記録を残していない。よって、遺物等の直接的な史料を除けば漢文史書を参考にするしかない。『史記』に「騎射を善くする」とあるように、匈奴には馬は欠かせない。遊牧民族であるため、戦になれば男は皆従軍するほか、女も軍事行動と共に移動する。特徴的なこととして「若くて強い者が重んじられ、老人は軽んじられる」という『史記』の記述があるが、先代単于の年老いた閼氏が尊重されていたことや、後代の突厥・モンゴルでは老人が尊重されていたことから判断して、儒教の倫理観と相反する事例を強調して匈奴を非難しているにすぎないという意見もある。
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習俗・文化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/13 02:46 UTC 版)
山戎は遊牧民なので、漢民族のように城郭などに定住しない。そこの家畜は馬・牛・羊がメインで、他には橐駝(ラクダ)・驢(ロバ)・驘(ラバ)・駃騠(けってい:馬の一種)・騊駼(とうと:野生の馬)・騨騱(だんけい:野生の馬)などが放牧された。 文字を持たず、規則や命令は口頭で伝達された。 山戎は燕の尖首刀(せんしゅとう)を模倣したような、針首刀(しんしゅとう)と呼ばれる自国の通貨を発行しており、中原文化と相互に影響を与え合った文化水準の高い部族であった。 民族系統としては、アルタイ語族に属し、テュルク系、ツングース系のいずれかと推測されるが、定かではない。
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