歴史書
史書
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/11 15:57 UTC 版)
『増鏡』は四鏡の最後の史書で、後鳥羽天皇の即位から1333年に配流となっていた後醍醐天皇が京都に帰還するまでの宮廷社会の動向を記している。『太平記』は後醍醐天皇の即位から細川頼之が管領に就任するまでの南北朝時代を扱っており、軍記物語の性格が強く室町時代から江戸時代にかけて太平記よみと呼ばれる物語僧によって庶民にも語られていた。『梅松論』は足利尊氏の正当性を強調して書かれた史書であるが、成立は太平記よりも早く、資料性は高い。『神皇正統記』は、南北朝時代に南朝の北畠親房が関東で勢力を集めるために南朝の正統性を神代から記した所で、のちの皇国史観に繋がるイデオロギー的性格の強い史書であった。『難太平記』は今川貞世が著した史書で、太平記の誤りを訂正しつつ、今川氏の事績を中心に書かれている。『明徳記』は1391年の明徳の乱の経過が書かれている、『応永記』には1399年の応永の乱や南北朝合体の記述が、『永享記』には永享の乱を中心とした関東の情勢が、『応仁記』には足利義政の治世から応仁の乱の様子が記されている。また、江戸幕府が幕末に編纂した史書として『後鑑』があり、1333年から1597年に至るまでの史実を編年体で記し、各項目に出典となった各種資料を直截採録する形式となっている。 この他、史書ではないが、日記史料としては、洞院公賢の『園太暦』、中原師守の『師守記』、中原康富の『康富記』、山科言継の『言継卿記』などが特に重要である。
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史書
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 15:05 UTC 版)
『懲毖録』は政治指導を行った柳成龍が秀吉の朝鮮出兵について朝鮮側からの戦後反省を込めて記した史料的価値が高い記録であり、江戸時代には日本に伝来して出版されて日本側の朝鮮出兵史観に大きな影響を与えた。これを見た朝鮮通信使は国家機密が流出していると本国に報告し、朝鮮国内では流通が制限された。そのほかに、『西厓集』『慎終録』『永慕録』『観化録』等がある。
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史書
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 00:22 UTC 版)
史記孔子世家 仲尼弟子列伝 孟子荀卿列伝 儒林列伝 漢書董仲舒伝 儒林伝 孔子家語宇野精一訳 『孔子家語』 明治書院〈新釈漢文大系〉 ISBN 9784625570537。新書漢文大系(抄訳版)がある。 藤原正訳 『孔子家語』 岩波文庫 ISBN 9784003320228 論語集解 渡邉義浩主編『全譯 論語集解』汲古書院 上・下 2020年 朱子学 朱子 『論語集註』笠間書院 ISBN 978-4305001559。真田但馬・吹野安編 簡野道明編、明治書院 ISBN 978-4625733017、新版2003年 『論語集注』土田健次郎訳注、平凡社東洋文庫 全4巻 『近思録』湯浅幸孫訳著、新版・たちばな出版(選書版) (上)ISBN 978-4886926036、(中)ISBN 978-4886926043 、(下)ISBN 978-4886926050 市川安司訳著 『近思録』 明治書院〈新釈漢文大系〉 ISBN 978-4625570377 『「朱子語類」抄』 三浦國雄訳注、講談社学術文庫 ISBN 9784061598959 島田虔次著 『朱子学と陽明学』 岩波新書 ISBN 9784004120285 陽明学 王陽明 『伝習録』 溝口雄三訳、中公クラシックス ISBN 9784121600820 朝鮮の儒教と儒学 史料に朝鮮王朝での五礼(吉礼、嘉礼、賓礼、軍礼、凶礼)の礼法を記した「国朝五礼儀」、世宗在位期間の歴史を記録した「世宗荘憲大王実録」がある。 日本の儒学 荻生徂徠 『論語徴』 小川環樹訳註、全2巻:平凡社東洋文庫 ISBN 9784582805758&ISBN 9784582805765 伊藤仁斎 『論語古義』子安宣邦著『論語古義』子安宣邦『仁斎論語 『論語古義』現代語訳と評釈』ぺりかん社 上・下 『日本の名著13 伊藤仁斎』貝塚茂樹責任編集、中央公論社 1977年、新版・中公バックス 1983年。現代語訳のみ
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史書
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/15 03:07 UTC 版)
『史記』29巻河渠書第7に、「爲我謂河伯兮何不仁」と「河伯許兮薪不屬」と言う記述がある。
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「史書」の例文・使い方・用例・文例
- この歴史書は小説的なスタイルで書かれている。
- 私はノンフィクションの歴史書を読むことが好きです。
- 彼は南北戦争の歴史書を書いた。
- 休日には歴史書か古典を読んで時を過ごしたものだ。
- この歴史書は高校生を対象に書かれている。
- 史書.
- 歴史書の中に.
- 2巻からなる歴史書
- 米国の歴史家で、米国の人々について9巻の歴史書を書いた(1852年−1932年)
- 古事記という歴史書
- 紀伝体という,歴史書の編纂形式
- 雑史を扱った歴史書
- 日本書紀という,日本最初の歴史書
- 史書などの内容に関する,漢詩の題
- 国が編集した歴史書
- 事実をありのままに記した歴史書
- 中国歴代の,最も正統と認められた紀伝体の歴史書
- 史書を読む
- 史書をあみととのえる
- 天子一代の事蹟を書いた,紀伝体の歴史書
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