習俗とは? わかりやすく解説

しゅう‐ぞく〔シフ‐〕【習俗】

読み方:しゅうぞく

ある地域やある社会で昔から伝わっている風俗習慣風習ならわし


風俗

(習俗 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/22 02:38 UTC 版)

風俗(ふうぞく、ふぞく)は、ある時代社会、ある地域階層に特徴的にみられる、衣食住など日常生活のしきたりや習わし、風習のことである。広く、世相や生活文化の特色をいう場合もある。類似語に世俗習俗習慣と風俗)がある。用例としては「明治時代の風俗」「下町の風俗」などがある。

日常生活上の風俗を絵画にしたものを風俗画と呼ぶ。特定の階層、特に一般市民の日常の様子を主題としたものが多い。西欧においては、ルネサンス期以降、市民社会の発達に伴って一ジャンルを築くようになっていった。風俗画を残した代表的な画家には、ピーテル・ブリューゲルヨハネス・フェルメールなどがいる。日本においてもジャンルとして広まったのは近世以降である。江戸時代には、町人の風俗を題材にした浮世絵が多数残されている。

世相や風俗を社会的な広がりでとらえて描いた小説を風俗小説と呼ぶ。同様に、庶民の世相や風俗を描いた喜劇を風俗劇といい、ヨーロッパでは17世紀にモリエール(仏)やコングリーブ(英)らに始まっている。

狭義の風俗

  • 雅楽の一種。くにぶり。日本の各地、主に東国で流行した歌舞宮廷用に選集・編曲したもの。大嘗会などの朝廷の儀式の際に演じられた。風俗舞ふぞくまい歌謡風俗歌ふぞくうたと呼ぶ。
  • 性的な習慣や嗜好。本来、そのような分野は「性風俗」と呼ぶ。性的サービスを提供する業種の動向を指して「性風俗」、またその産業(風俗店)そのものを指して「性風俗」や「風俗」と称する事がある。

現在では単に「風俗」というと「性風俗」を意味することが多い。性風俗産業に従事する女性を「風俗嬢」と呼ぶ。

参考文献

関連項目

「性風俗」の関連項目

習俗

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/28 02:41 UTC 版)

ツィルンドルフ」の記事における「習俗」の解説

8月第3週末にツィルンドルフでは「ケルヴァ」が祝われる。これは、バウムアウフシュテレン(木を立てる)、大規模なパレード屋台射撃スタンドスイーツグリル屋台など)、遊具児童メリーゴーラウンド、バンパーカー(ドイツ語版英語版)、ポニー体験など)がある、典型的なフランケン地方中規模都市のケルヴァである。開催場所は、マルクト広場からエル通りドイツ統一広場経て祝祭テント張られ学校運動場にまで伸びている。ケルヴァは、伝統則って金曜日から始まり火曜日夜の閉幕ストームまで続く。

※この「習俗」の解説は、「ツィルンドルフ」の解説の一部です。
「習俗」を含む「ツィルンドルフ」の記事については、「ツィルンドルフ」の概要を参照ください。

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習俗

出典:『Wiktionary』 (2021/08/14 01:45 UTC 版)

名詞

しゅうぞく

  1. その土地習慣となった風俗

発音(?)

しゅ↘ーぞく

「習俗」の例文・使い方・用例・文例

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