別火とは? わかりやすく解説

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べっ‐か〔‐クワ〕【別火】

読み方:べっか

神職などが日常用いる火による穢(けが)れを忌んで、神事祭事に際して炊事の火を別にすること。また、服喪にある者などが穢れを他にうつさないように炊事の火を別にすること。べつび。


べつ‐び【別火】

読み方:べつび

⇒べっか(別火)


別火

読み方:ベッカ(bekka)

物忌み一種


べっか 【別火】

神事を行う者が、穢にふれないように別にきり出した火で食物調理して食べること。また、穢のある人が炊事の火を別にすること。べつび。火の神聖視から生じた風習

別火

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/31 03:24 UTC 版)

別火(べっか)とは、日常と忌み物忌みの状態の間で穢れが伝播することを防ぐため、用いるを別にすることである[1]




「別火」の続きの解説一覧

別火

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/23 10:00 UTC 版)

修二会」の記事における「別火」の解説

3月1日本行に入る前に「別火」と呼ばれる前行がある。戒壇院庫裡(別火坊)で練行衆精進潔斎して合宿生活を行うのである世間の火をいっさい用いず火打ち石おこした別の火だけを利用して生活するのでこのように言われる初めての練行衆新入 しんにゅう)と初めて大導師をつとめる人は2月15日から、それ以外練行衆2月20日から別火に入る。 別火には「試別火」(ころべっか)と「総別火」(そうべっか)の二つの期間がある。試別火の期間は5日新大導師10日)であとは「総別火」に入る。 試別火の期間は自坊に物をとりに行く程度許されているが、勝手な飲食も火にあたることもできない境内の外に出てならないかつては自坊で行ったが、妻帯するようになってから合宿するようになった2月21日は「社参が行われ、新入を除く練行衆和上先頭に列を作り八幡殿、大仏殿天皇殿、開山堂参詣し、行の安全を祈願する途中4箇所で平衆がほら貝を吹く。また、この日、二月堂湯屋で、「試みの湯」が行われる。「例年如く加行さりょうずるで候や」と問われ修二会参加する覚悟固めるてから入浴する2月23日には「花拵え」「燈心揃えが行われる。東大寺修二会では仏前供える花として造花椿南天)を作るまた、この日、灯明用い燈芯作る。この二つ作業練行衆三役らが総出行い椿400個、南天50個、多く燈芯用意する2月24日には上七日仏前供えられる壇供(だんぐ)と呼ばれる厚さ3cm直径15cm程の餅を1000個つく(3月5日にも同数供が下七日為につかれる)。 試別火の期間中本行備えて法具準備したり、夜は声明(節をつけて経を読む)の練習をする。声明の節は複雑で、すべて暗記せねばならず、特に新入にとっては大変な仕事である。 2月25日(閏年26日)の社参娑婆との別れの意味を含む。 総別火に入るのは2月26日で、順次入浴し紙衣(紙で作った衣)を着る。紙衣清浄な物と考えられており、行の期間中はこれを着続ける。この期間中は別火坊の大広間テシマゴザという清浄なゴザのうえ以外に座ってはならず私語許されず、火の気一切ない。湯や勝手に飲むことができず、土の上降りてならない椿造花指したり、紙衣の上に重衣という墨染めの衣初めて着る「衣の祝儀(2月27日)」などがおこなわれる。また夕刻ほら貝吹きあわせもする。夜は声明練習である。 2月末日になると、戒壇院の別火坊から本行行われる二月堂移動するためあわただしくなる。各種法具などは香の煙をたきしめて清める「香薫」をしてから外に運び出す最後に大広間で「大懺悔(おおいさんげ)」を唱えてから、練行衆二月堂に移る。本行はじまりである。

※この「別火」の解説は、「修二会」の解説の一部です。
「別火」を含む「修二会」の記事については、「修二会」の概要を参照ください。

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