別版(搗屋無間)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/08 03:15 UTC 版)
基本的な筋は同じである。 搗屋の徳兵衛は松葉屋の丸山という花魁を描いた錦絵を見て恋煩いで寝込んでしまう。主人は幇間を通して理由を知り、徳兵衛を金持ちに見せかけ、丸山に会わせる手はずを整える。徳兵衛はそれまでの滅私奉公で既に15両の貯金があり、それを使うことになる。 徳兵衛は丸山と一晩過ごし、最後にすべてを明かして嘘を詫びる。それにほだされた丸山は、自分が金を出すので、これからも会いに来て欲しいと申し出て、2人は逢引を重ねるようになる。 ところが早々に丸山に真夫(まぶ、花魁が夫同然に愛している者)ができたと噂が立ったために、彼女の客足が途絶え、金が無くなってしまい、2人は会えなくなってしまう。彼女に会いたい徳兵衛は、浄瑠璃の演目で、曹洞宗観音寺の「無間の鐘」の逸話を思い出す。これは死後は無間地獄に落ちる代わりに、現世で300両の大金を得るというものであった。しかし、死後のことなど気にせず、徳兵衛は商売道具の杵で鐘を叩き続け、願いが通じて鐘の中から小判が落ちてくる。喜んだ徳兵衛であったが数えてみると270両で、浄瑠璃の逸話より1割足りない。しばし、考えた後、答えに気づく。 「そうか、一割は搗き減りか」
※この「別版(搗屋無間)」の解説は、「紺屋高尾」の解説の一部です。
「別版(搗屋無間)」を含む「紺屋高尾」の記事については、「紺屋高尾」の概要を参照ください。
別版
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 00:08 UTC 版)
文部省『小学国語読本』昭和初期の尋常小学校の国定教科書。小学生向けにハッピーエンドに変更されている。
※この「別版」の解説は、「リア王」の解説の一部です。
「別版」を含む「リア王」の記事については、「リア王」の概要を参照ください。
- >> 「別版」を含む用語の索引
- 別版のページへのリンク