萬蔵稲荷神社とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 文化 > 神社名 > 萬蔵稲荷神社の意味・解説 

万蔵稲荷神社

読み方:マンゾウイナリジンジャ(manzouinarijinja)

別名 万蔵様

教団 神社本庁

所在 宮城県白石市

祭神 宇迦能御魂命 ほか

神社名辞典では1989年7月時点の情報を掲載しています。

萬蔵稲荷神社

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/26 10:15 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
萬蔵稲荷神社
所在地 宮城県白石市小原馬頭山6
位置 北緯37度54分31.3秒
東経140度30分41.4秒
座標: 北緯37度54分31.3秒 東経140度30分41.4秒
主祭神 宇迦之御魂神
社格 村社
創建 1785年
例祭 3月10日9月19日旧暦
地図
萬蔵稲荷神社
テンプレートを表示

萬蔵稲荷神社(まんぞういなりじんじゃ)は、宮城県白石市小原馬頭山にある神社である。旧社格は村社。創建年は天明5年(1785年)頃。宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)を主祭神とする。

歴史

天明5年(1785年)頃、鎌倉時代からの金剛院修験の家柄である熊谷家(現宮司家)15代目羽黒派修験者大阿闍梨金剛院祐観(当時は馬方の萬蔵を名乗る)が祠を建立し宮司となる。旧社名は賀良明貴(がらみき)稲荷。熊谷萬蔵は弘化4年(1847年)6月27日に81歳で円寂。遺言によりその後即身仏となった。 明治2年に萬蔵稲荷神社と改称。明治42年に近隣16社11の祭神を合祀し、村社に列せられた。 萬蔵の即身仏は大正時代までは現存したが、見世物として持ち出された先で行方不明となり、現存しない。

伝承

小坂峠付近で馬方をしていた熊谷萬蔵は、ある夜、峠にさしかかった場所で旅に疲れた一人の老人を自宅に招待しもてなした。翌朝、老人は自身が稲荷神社の化身であると名乗り、礼として三頭の馬を萬蔵に贈った。萬蔵は贈られた三頭の馬を資金に稲荷神社を建立。自らも出羽三山で修行し、神仏の信奉生活と社会奉仕に生涯をささげ、「大阿闇梨金剛院祐観」の院号を受け、後に即身仏となった。彼が信仰し守りつづけた賀良明貴稲荷神社を、信者たちはいつしか萬蔵の名前を含めて、「萬蔵稲荷様」と崇め称えるようになった。

参考文献

  • 「神社略記」萬像稲荷神社発行

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「萬蔵稲荷神社」の関連用語

萬蔵稲荷神社のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



萬蔵稲荷神社のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの萬蔵稲荷神社 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS