弘前在来トウガラシとは? わかりやすく解説

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弘前在来トウガラシ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/21 01:58 UTC 版)

弘前在来トウガラシ(ひろさきざいらいとうがらし)は、青森県弘前市で栽培されてきた在来種トウガラシである。

概要

糖度は完熟の場合、通常の鷹の爪の約2倍と国内随一である。形状は大振り曲状で肩が大きく張り出した独特なものである。

近年安価な輸入トウガラシの影響のため生産量が激減したが、2004年から他品種との交雑を避けるため、地元生産者・JA・加工業者・行政(青森県や弘前市)・弘前大学農学生命科学部など産学官連携により、在来津軽清水森ナンバブランド確立研究会(事務局:青森県特産品センター)が発足。種子や苗を含めた栽培管理が厳格に実施されている。また、栽培地域は限定している。生産量は増加している。

現在では「清水森ナンバ」(しみずもりなんば)の統一された商品名で、一味唐辛子や醤油漬け・醤油煮、ソフトクリームなどの様々な加工品が販売されている。2020年12月23日に地理的表示保護制度に登録された[1]

歴史

弘前藩初代藩主、津軽為信1550年 - 1607年)が京都伏見稲荷から持ち帰った後、津軽地方で広まり独特の在来種になったと伝えられている。1980年に国の野菜試験場育種部において野菜の地方品種で確認された。

加工品販売所

脚注

  1. ^ 登録の公示(登録番号第105号)”. www.maff.go.jp. 農林水産省 (2020年12月23日). 2023年1月30日閲覧。

関連項目

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