桜の名所として
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/04 08:38 UTC 版)
榴岡公園内には、シダレザクラを中心に約370本の桜が植えられている。シダレザクラの内、元禄年間に伊達綱村により植えられた白色や薄紅の一重咲きのシダレサクラは「仙台枝垂桜」とも呼ばれる。また、八重咲きのヤエベニシダレ(八重紅枝垂)は仙台市長の遠藤庸治が普及に努めた品種で、子孫樹が平安神宮などにある。「伊達家の桜」とも言われ、園内に限らず仙台およびその周辺に多く見られる。 このヤエベニシダレを母とし、ソメイヨシノを父として、宮城県師範学校の坂庭清一郎が交配させて1900年(明治33年)に誕生したのがセンダイヨシノ(仙台吉野)で、原木が東北大学植物園にある。1997年(平成9年)より、宮城県柴田農林高等学校の講師・生徒らが、バイオテクノロジー技術を用いて増やし、1999年(平成11年)に校内や白石川公園に植樹した。 仙台市青葉区の西公園は榴岡公園と共に仙台市中心部における桜の名所でもあるが、西公園はソメイヨシノを主としている。
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