犬山城とは? わかりやすく解説

いぬやま‐じょう〔‐ジヤウ〕【犬山城】

読み方:いぬやまじょう

愛知県犬山市にある城。天文6年(1537)織田信康築いた平山城(ひらやまじろ)。のち元和3年1617)に尾張藩家老成瀬氏居城となる。現存天守閣日本最古のもので国宝白帝(はくてい)城。

犬山城の画像
犬山城の画像
すぐ近く木曽川流れ

犬山城

作者尾崎士郎

収載図書時代小説を読む 城之巻
出版社大陸書房
刊行年月1991.1

収載図書日本知将列伝
出版社大陸書房
刊行年月1992.4
シリーズ名大陸文庫

収載図書戦国風雲
出版社富士見書房
刊行年月1995.12
シリーズ名時代小説文庫


犬山城

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/04 13:17 UTC 版)

犬山城(いぬやまじょう)は、尾張国美濃国の境、木曽川南岸の地「犬山」(愛知県犬山市(旧丹羽郡))にあった日本の城天守のみが現存し江戸時代までに建造された「現存12天守」の一つである。また天守が国宝指定された5城のうちの一つである(他は姫路城松本城彦根城松江城)。城跡は「犬山城跡」として、国の史跡に指定されている[1][2]日本で最後まで個人が所有していた城(2004年まで個人所有)である。


注釈

  1. ^ 和暦の文明7年11月1日と11月29日(最終日)は西暦ユリウス暦)換算すると、1475年の11月29日と12月27日。
  2. ^ 廃城処分時の所有者は犬山藩であったが、間もなく犬山藩は犬山県に置き換えられ、犬山県はさらに名古屋県へと変わった。その後は名古屋県を前身とする愛知県が所有者であった。
  3. ^ 第31回「史上最大の決戦」(2023年8月13日放送)の「どうする家康ツアーズ」で、犬山城と楽田城址が紹介され、大久保忠世を演じる小手伸也が犬山城を訪れた際の様子が放送された。

出典

  1. ^ 史跡等の指定等について(文化庁報道発表、2017年11月17日)。
  2. ^ 平成30年2月13日文部科学省告示第23号。
  3. ^ 家紋大図鑑. (1971/3/1) 
  4. ^ 「日本美術観光団」朝日新聞社、2004年
  5. ^ 公益財団法人 犬山城白帝文庫|財団概要”. www.inuyamajohb.org. 2018年10月31日閲覧。
  6. ^ 平成30年文部科学省告示第23号
  7. ^ 三田村泰和 (2020年5月5日). “犬山城のしゃちほこ、胴体あった 3年前の落雷で吹き飛ぶ”. 中日新聞社. オリジナルの2020年5月6日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20200506023847/https://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20200505/CK2020050502000020.html 2020年5月6日閲覧。 
  8. ^ 犬山市教育委員会・犬山市史編さん委員会 編『犬山市資料 第一集』犬山市、1981年2月1日、117頁、NDLJP:9570365(要登録)
  9. ^ “国宝・犬山城の「しゃちほこ」が破損 落雷か”. NHK NEWS WEB (日本放送協会). (2017年7月12日). オリジナルの2017年7月12日時点におけるアーカイブ。. https://archive.is/kh8kG 2017年7月12日閲覧。 
  10. ^ 「しゃちほこ 帰ってきた 犬山城」『読売新聞』朝刊2018年2月27日(社会面)。
  11. ^ 犬山城の新しゃちほこ、取り付け祝い式典 高さ1.3メートル 重さ62キロ『産経新聞』ニュース(2018年3月17日)2018年3月17日閲覧。
  12. ^ 昭和10年文部省告示第194号
  13. ^ 昭和27年文化財保護委員会告示第21号
  14. ^ 昭和40年文化財保護委員会告示第48号
  15. ^ 土屋純一 城戸久「尾張犬山城天守建築考」社団法人日本建築学会『建築学会大会論文集』昭和12年(1937年)3月
  16. ^ 西和夫「犬山城天守の創建年代について」社団法人日本建築学会『日本建築学会論文報告集』第261号 昭和51年(1976年)11月
  17. ^ 愛知県の国宝・犬山城天守は現存する最も古い天守とわかる”. NHK. 2021年3月29日閲覧。
  18. ^ a b c 絵図通り、犬山城の外堀 良好な状態、空堀と判明”. 中日新聞 (2021年9月28日). 2021年9月28日閲覧。
  19. ^ 昭和15年文部省告示第448号
  20. ^ 『中日新聞』2023年12月31日付朝刊近郊版10頁、「犬山城入場者58万2447人」
  21. ^ 四万十市観光情報(学習施設)


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犬山城

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現存天守」の記事における「犬山城」の解説

詳細は「犬山城」を参照 愛知県犬山市 1469年文明元年築城 - 1871年明治4年廃城 天守建造年:1601年慶長6年大名分類譜代 石高:35000築城者織田広近 主な改修者:織田信康表紋章:「丸に酢漿草(まるにかたばみ)」 文化財指定国宝1棟 その他指定日本100名城43番)、美しい日本の歴史的風土100選 複合式望楼型3重4階地下2階天守で、大入母屋屋根建築の上に外廻縁側を突出させた小規模な望楼上げた形状丸岡城天守と同様である。この天守最上階実用的な廻縁高欄付けられ華頭窓付けられているが、実際は窓ではなく装飾である。小屋裏となる3階にも唐破風出窓設けるなどの採光考慮されている。

※この「犬山城」の解説は、「現存天守」の解説の一部です。
「犬山城」を含む「現存天守」の記事については、「現存天守」の概要を参照ください。

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