犬山藩
犬山藩
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/10 01:08 UTC 版)
「風の市兵衛シリーズの登場人物」の記事における「犬山藩」の解説
鳴瀬 隼人正 成正(なるせ はやとのしょう なりまさ) 岸屋が御用達を務める大名。尾張藩家老職で犬山藩主、2万3千石。 新宿追分の人々には、地面召し上げは、鳴瀬家の後ろ盾で岸屋が企んだことだと噂されていた。片岡信正が内々に面会して尋ねると、元々菩提寺を江戸に勧請するための土地を探していたが、内藤新宿に空き地が見つかったため、そこを手に入れるために尾張藩に願って公儀に働きかけてもらったと語った。しかし、その土地が空き地ではなく、ましてや勧請のためではなく岸屋に下げ渡される予定だと信正から聞かされ、驚いた。 重五捕縛後、老中の評議の場に呼び出される。重い処分もあり得たが、尾張家の取りなしにより、譴責で済んだ。 広田 式部(ひろた しきぶ) 犬山藩側用人筆頭。岸屋と共謀し、隼人正をだまして新宿追分の地面召し上げを公儀に認めさせた。隼人正から事の真相を問いただされて内心慌てたが、とりあえずうまく言い訳して乗り切った。目付である信正が乗り出してきたことから、市兵衛を目付の手先と思い込み、岸屋に彼の暗殺を使嗾した。 重五が捕縛されて自供したことで、隼人正が真相を知るところとなり、職を解かれて犬山に戻された。江戸家老によれば、改易や切腹の沙汰もあり得るという。 江戸家老 下屋敷に逃げ込んできた岸屋に対して、その後の顛末を語った後、家督を長男に譲って隠居するよう勧告した。
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