車山蔵
名称: | 車山蔵 |
ふりがな: | やまぐら |
登録番号: | 23 - 0033 |
員数(数): | 1 |
員数(単位): | 棟 |
構造: | 木造平屋建,瓦葺,建築面積37㎡ |
時代区分: | 明治 |
年代: | 明治42 |
代表都道府県: | 愛知県 |
所在地: | 愛知県犬山市大字犬山字東古券779 |
登録基準: | 国土の歴史的景観に寄与しているもの |
備考(調査): | 『犬山市伝統的建造物群保存対策調査報告書』(犬山市建設部都市計画課 1997) |
施工者: | |
解説文: | 犬山祭りの際にくりだす山車の格納蔵。間口4.55m、桁行8.22m規模の木造平屋建、瓦葺切妻屋根、妻入の建屋で、桁高は7mある。棟梁は犬山藩御用大工の系譜を継ぐ市橋清次郎で、水平筋違や側壁の筋違などに洋風建築技術の導入が認められる。 |
建築物: | 西尾市岩瀬文庫書庫 西尾市立図書館おもちゃ館 豊橋市公会堂 車山蔵 近江八幡ユース・ホステル 近藤歯科医院 郡山市公会堂 |
本町車山蔵
(車山蔵 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/17 15:44 UTC 版)
本町車山蔵 | |
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情報 | |
構造形式 | 木造、瓦葺[1] |
建築面積 | 35 m² [1] |
階数 | 平屋建[1] |
竣工 | 1909年 |
所在地 | 〒484-0083 愛知県犬山市犬山東古券779 |
座標 | 北緯34度48分 東経137度14分 / 北緯34.800度 東経137.233度座標: 北緯34度48分 東経137度14分 / 北緯34.800度 東経137.233度 |
文化財 | 登録有形文化財 |
指定・登録等日 | 1999年8月23日[1] |
本町車山蔵(ほんまちやまぐら)は、愛知県犬山市犬山東古券779にある建築物。犬山祭で用いられる山車の格納蔵である[1]。車山蔵(やまぐら)として登録有形文化財。
犬山祭は「犬山祭の車山行事」として重要無形民俗文化財に指定されており、「山・鉾・屋台行事」のひとつとしてユネスコ無形文化遺産に登録されている。犬山祭では山車を車山(やま)と、車山を格納する蔵を車山蔵と呼び、それぞれの車山蔵が格納する車山は「犬山祭の車山」として愛知県有形民俗文化財に指定されている。
歴史
犬山祭は寛永12年(1635年)に遡る針綱神社の祭礼であり、寛永18年(1641年)以後には各町が競って車山(やま)と呼ばれる山車を曳き出すようになった[2]。
1909年(明治42年)9月に本町車山蔵が建てられた[1]。大工棟梁は市橋清次郎と廣瀬鉞太郎の兄弟であり、市橋家は犬山藩御用大工だった家である[2]。本町車山蔵が格納する車山は「咸英山」(かんえいやま)であり、犬山祭に曳き出される13輌の車山の中で最も豪華であるとされる[3]。
1999年(平成11年)8月23日、「車山蔵」として登録有形文化財に登録された[1]。愛知県において蔵の登録は本町車山蔵が初である[4]。なお、犬山市では同時に奥村家住宅主屋など9件、尾関家住宅主屋など2件も登録されている[4]。木造の車山蔵が残っているのは本町と新町のみである。
建築
木造平屋建、切妻造、妻入、瓦葺[1]。建築面積37平方メートル[1]。間口4.55メートル、桁行8.22メートル[1]。桁高7メートル[1]。本町車山は3層であるが、2層まで組み立てた状態で格納することができる。
脚注
参考文献
- 『保存情報 1 ふるさとの歴史環境を訪ねて』日本建築家協会東海支部愛知地域会保存研究会、2005年
- 『愛知県の近代和風建築』愛知県教育委員会、2007年
外部リンク
- 車山蔵 文化遺産オンライン
- 車山蔵のページへのリンク