犬山国際交流協会への人事介入とパワハラ問題
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「ビアンキ・アンソニー」の記事における「犬山国際交流協会への人事介入とパワハラ問題」の解説
2017年2月23日、犬山国際交流協会(以下、「協会」とする)は、ビアンキの親族である職員に対し、雇い止めの告知を行った。同年3月27日、協会職員の採用面接が実施。ビアンキは協会の処置を不服として、協会会長に電話で抗議。会長はビアンキの言葉に「精神的ショックを受け」(市議会調査委員会2021年11月18日報告書の文言)、会長職を辞任する一因となった。3月28日、ビアンキは観光交流課職員に抗議。人格攻撃を含む発言を大声で行った。その後、小澤正司副市長に面会し、同様の訴えをするも、小澤が取り合わなかったことに対して怒り、大声を出して退出した。同月、協会の総会が開かれるが、会長1名、副会長2名、理事1名の計4名が2年の任期を待たずに辞任する事態となった。ビアンキはさらに、山田拓郎市長に宛てた4月10日付の文書の中で、協会の理事の一人の名を挙げ、「市の関係活動全ての参加を禁止すべき」と書き記した。 2021年6月11日、市議会定例会で久世高裕市議が上記の件について質問。6月25日の定例議会最終日において、ビアンキは「5年前ですけれども、国際交流協会の件ですが当時の協会の観光交流課の担当に対し私が強い口調で怒りすぎました。第三者から見てパワハラだと思われても仕方がないと深く反省しています。この一連の過程の中で私自身、無理やりな要求を強要したことがありませんが感情的になり怒ったこともあります。それをお詫びいたします」と発言した。7月19日の全員協議会において調査委員会の設置が決定。また、同日の全員協議会で、映画監督の高橋玄がビアンキのドキュメンタリー映画をクラウドファンディングで制作しようとしていることが明らかとされた。 同年11月18日、調査委員会は調査報告書を公表。ビアンキのパワハラと協会役員4名辞任の間には、一定の因果関係があると認めた。 2022年3月22日、市議会は「ビアンキアンソニー議員が行った不適切な言動に対し、猛省を求める決議」案を可決した。その後、ビアンキは自身のFacebookに、協会で「不適切な人事の決め方」があり、「課長がちゃんと確認していればこの結果はなかったはず」と投稿した。4月4日、山田市長はこの投稿について「適切になされていたことは既に事実確認済みなのに、当該職員を非難している」として、議員の政治倫理基準やハラスメント防止要綱に反するとビアンキに書面で申しれた。市議会はハラスメント苦情処理委員会を設置し、非公開で対応を協議。4月21日、三浦知里議長名で厳重注意の文書をビアンキに渡した。
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