現存12天守
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/15 13:42 UTC 版)
弘前城 松本城 丸岡城 犬山城 彦根城 姫路城 松江城 備中松山城 丸亀城 松山城 宇和島城 高知城 現存天守12城 経緯で述べられているように、20か所の現存天守の内8か所の天守が1940年代に焼失又は倒壊したため、現在は12か所の天守が現存する。いずれも文化財保護法に基づいて重要文化財に指定され、更にこの内五つの天守は国宝に指定されている古建築である。この国宝に指定されている松本城、犬山城、彦根城、姫路城、松江城の五つの天守は「国宝五城」と呼ばれ(国宝城郭都市観光協議会による名称)、これに対し残る七つの天守を「重文七城」と呼ばれることがある。(2015年7月8日に松江城天守が国宝指定される前は、それぞれ「国宝四城」「重文八城」と呼ばれていた。) これらは一般的に近現代に再建された天守とを比較して「本物の城(天守)」などと言われることがある。これらの維持・保存には、文化庁の指導のもと釘一本に至るまで伝統的な城郭建築の技法を求められるため、多額の経費が必要である。なお、ちょうど12城あるため、カレンダーの背景に使われることもある。 ※以下にそれぞれの天守の概要を挙げる。詳細についてはそれぞれの城の記事を参照のこと。順序は日本100名城に従い、代表紋章は全国城郭管理者協議会による。また、親藩・譜代・外様は明治維新時の区別で、石高は1863年(文久3年)の幕府調べによる。天守の建造年は、現在見られる建物が建造された年を示す。それ以前の建物の建造年や構造についてはそれぞれの城の記事を参照のこと。
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