革秀寺とは? わかりやすく解説

革秀寺

読み方:カクシュウジ(kakushuuji)

宗派 曹洞宗

所在 青森県弘前市

本尊 三尊仏

寺院名辞典では1989年7月時点の情報を掲載しています。

革秀寺

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/25 04:18 UTC 版)

革秀寺(かくしゅうじ)は、青森県弘前市にある曹洞宗の寺院。山号は津軽山。本尊は釈迦牟尼仏(釈迦如来)。本堂などは重要文化財に指定されている。


  1. ^ 高岡(鷹岡、後の弘前)からほど近い藤代にある館に、美人で名高い藤代御前と呼ばれる女主人がいた。津軽為信が側室にと呼び出したところ藤代御前は(為信に夫を殺されて恨んでいたともいわれ)これを拒否したので、為信は実力行使で従わせようと兵を差し向けた。藤代御前はそれでも断固拒否し、妹と家来達と共に館に立て篭もって戦いに及び「為信のみならず末代に至るまで祟ってやる」と言い遺して討ち死を遂げ、岩木川に面する土地に埋葬された。それから月日は流れ、津軽家は大名として徳川幕府からも認められ、藤代での出来事が誰の記憶からも薄れていた慶長12年12月(1608年1月)、京都に居た為信が没する。為信は死ぬ間際に「藤代御前の呪いを押さえつけるため、自分が死んだら骨を藤代御前の墓の上に葬れ」と遺言した。この遺骨を2代藩主・信枚が京から持ち帰り、格翁舜逸を導師として葬儀を行って藤代御前の墓に被せるように為信を葬った場所が、現在の境内の津軽為信霊屋がある場所と言われる。為信の供養のため革秀寺がここに移されて廟所とされ、以後、歴代藩主から帰依をうけることになった。


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