浄瑠璃『八百屋お七恋緋桜』とは? わかりやすく解説

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浄瑠璃『八百屋お七恋緋桜』

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/24 23:15 UTC 版)

八百屋お七」の記事における「浄瑠璃『八百屋お七恋緋桜』」の解説

浄瑠璃でもお七物の作品多数あるが、もっとも影響強かったのがお七の死の30数年後正徳5年1715年)から享保初年1716年)ごろに成立した紀海音の『八百やお七』(『八百屋お七恋緋桜』)である。紀海音浄瑠璃西鶴好色五人女下地しながら大胆に変え、より悲劇性強くしている。海音お七では吉三郎石高一千石 の名の知れた武士の息子、親からは出家するように遺言され、親の忠実な家来の十内が遺言を守らせにくる。またお七にも町人万屋兵衛恋心抱いている。火事避難先の吉祥寺出会ったお七と吉三郎の恋は武兵衛と十内の邪魔によって打ちひしがれ再建した八百屋普請二百両をお七の親に貸し付けた兵衛がそれの代わりにお七を嫁に要求し、家と親への義理の為お七は吉三郎会えなくなる。西鶴用意した三郎八百屋への忍び込み海音用意はするが、海音作では下女お杉の手引きで軒下身を隠す三郎は、武兵衛との結婚を願う母親の話を聞いてしまいお七会わないまま立ち去ってしまう。お杉の話で吉三郎とすれ違ってしまったことを知ったお七は、吉三郎立てた操を破らなければならない定め半狂乱になり、家が焼けたら吉三郎のもとにいけると火をつけてしまう。お七処刑の日、両親悲嘆にくれる西鶴出家させた吉三郎を、海音お七処刑直前刑場切腹自殺させてしまう。

※この「浄瑠璃『八百屋お七恋緋桜』」の解説は、「八百屋お七」の解説の一部です。
「浄瑠璃『八百屋お七恋緋桜』」を含む「八百屋お七」の記事については、「八百屋お七」の概要を参照ください。

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