紀海音とは? わかりやすく解説

き‐の‐かいおん【紀海音】

読み方:きのかいおん

[1663〜1742]江戸中期浄瑠璃作者大坂の人。通称榎並(えなみ)喜右衛門豊竹(とよたけ)座の座付作者として竹本座近松門左衛門対抗。作「椀久末松山(わんきゅうすえのまつやま)」「お染久松袂(たもと)の白しぼり」「八百屋お七」など。


紀海音

読み方きの かいおん

江戸中期浄瑠璃作家大坂の人。父は俳諧師貞因。和歌契冲に、狂歌を兄貞に学ぶ。竹本座近松門左衛門には対峠し豊竹座のために浄瑠璃執筆した代表作に「八百屋お七」「椀久末松山」等がある。初め黄檗悦山従い僧となり高節称した御医家となる。契冲和学を学ぶ。法橋叙せられる。本名榎並契因、島路観、貞峨と号す。寛保2年(1742)歿、80才。

紀海音

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/27 15:04 UTC 版)

紀 海音(きの かいおん、寛文3年(1663年) - 寛保2年10月4日1742年10月31日))は、江戸時代中期の浄瑠璃作家、狂歌師俳人。本名は榎並善右衛門、のち善八。大坂生まれ。父は大阪御堂前の菓子商鯛屋善右衛門(俳号:貞因)で、兄に狂歌師油煙斎貞柳がいる。別号は貞峨・契印・白鷗堂・鳥路観など[1]


  1. ^ 雲英末雄・岡本勝 『新版近世文学研究事典』 おうふう、2006年2月、435頁。 
  2. ^ 『岩波講座歌舞伎・文楽第9巻』25p
  3. ^ 日本古典文学大事典編集委員会 『日本古典文学大辞典 第2巻』 岩波書店、1984年1月、150頁。 


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