音MAD
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/07/16 09:05 UTC 版)
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この記事には複数の問題があります。
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| 音MAD | |
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| 語源 | MADテープ |
| 様式的起源 | MADムービー |
| 文化的起源 | |
| 使用楽器 | 音声素材 |
| 関連項目 | |
| YouTube Poop | |
音MAD(おとマッド)とは、ニコニコ動画などの日本のインターネットに於いて楽曲に合わせて加工した音声をそれらと同期した動画と共に流す動画形式。MADムービーの1つ。
概要
ニコニコ動画が中心となって発展した。現在ではYouTubeなどの他の動画共有サイトでも多く見られる。中国の動画共有サイトであるBiliBiliでは「鬼畜」(拼音: )とも呼ばれ、BliBli運営は一つのジャンルとして扱っている[1]。インターネットミーム現象となり、社会的に影響を与える例も多い[要出典] 。2025年現在、メディア論に於いても研究は進んでいない。
歴史
1970年代に主に大学のサークルで制作されていた「MADテープ」が名の由来である(MADムービー#流通と社会の対応も参照)[2][3]。
2022年1月、映像クリエイターの山下諒がこの形式でモスバーガーのCMを制作した。[4]
2024年7月、マクドナルド公式Xアカウントにて同様のCMが投稿された。
2026年には、実演販売士の福島豊による発言「ギコギコはしません」を使用した小林製薬「糸ようじ」のCMが公開された。このCMは公式による音MADであったため反響を呼んだ[5]。
技法
人力VOCAROID
人力VOCAROIDとは、アニメーションのキャラクターなどの声をピッチ補正やフォルマント補正によって変声し、任意の楽曲の歌詞を歌わせる技法、およびその技法を用いて制作された作品の構成部分を指す。通常のVOCALOID楽曲に比べ、作者が歌詞を歌わせるバーチャルシンガーを選ぶこともその特徴である。例えば、渡り鳥Pによる『ココロ』[6]は、バーチャルシンガーの鏡音リンの歌唱によるトラボルタの楽曲『ココロ』[7]を、その声を調声した宇多田ヒカルに歌わせたものである。
問題
著作権
親ジャンルであるMADムービーと同様、既存のメディアソースを使用するため基本的に違法とされる[8]。(MADムービー#MADムービーに関する問題点を参照)。実際、ニコニコ動画では著作者から申請を受けた音MADに対して削除する方針を固めており[9]、2013年には東京地裁がISPに対し創価学会が権利を持つビデオを使用した音MADを投稿した人物の情報開示を命じている[10]。ニコニコ動画で公開された音MAD動画『おとわっか』はファイナルファンタジーXのキャラクターを使用していたため、スクウェア・エニックスからの申し立てで動画が削除された[11]。
作品に用いられる素材が自売り素材[12]であったり、作者自身が著作権を保持する素材である場合は問題にならない。
角川の認定MADや「おいでよっ!MADコンテスト」、「邪神ちゃんMAD&動画投稿祭」など著作者の公認の元、動画を公開する機会も存在する[13][14][15]。
ゲイに対する差別
音MADに限らず、インターネットにおける男性の同性愛者に対する差別的文化は、ニコニコ動画を主として2000年代から存在する問題である。そのため、『おとわっか』や、ゲイビデオ『真夏の夜の淫夢』を題材にした作品など、差別的内容を含んだ作品も存在する[16]。
制作方法
素材となる映像、音声をキャプチャやリッピングをすることにより用意をし、各種編集ソフトウェアを利用して制作される。
映像の制作方法
MADムービーと同じく、主にAdobe PremiereやAfter Effects、Windows ムービーメーカー、NiVE、VirtualDub、AviUtlなどが作成に利用されることが多い。[要出典] また、Blenderなどの3DCGソフトウェアを用いる例も見られるようになった。
脚注
- ↑ “音MAD”. bilibili. 2022年5月22日閲覧。
- ↑ “SNU Open Repository and Archive: 日本のアニメ二次創作動画” (朝鮮語). S-Space. 2025年5月23日閲覧。
- ↑ 中川浩一、2008、「「MAD ムービー」 にみる映像制作文化の一考察」、倉敷芸術科学大学紀要、NAID 120006547124
- ↑ “音MADでWebCM制作!モスバーガーのCMはこうして生まれた!”. Vook(ヴック). 2025年10月22日閲覧。
- ↑ つちだ四郎 (2026年7月5日). “「公式なのかよ」小林製薬『糸ようじ』音MADが14万いいねの大反響、制作陣は“ギコギコはしません”世代”. NEWSjp. ノアドット. 2026年7月16日閲覧。
- ↑ 渡り鳥P. “【人力VOCALOID×宇多田ヒカル】「ココロ」”. ニコニコ動画. 2024年5月3日閲覧。
- ↑ 『【鏡音リン】 ココロ 【オリジナル曲】』2008年3月3日。2024年5月2日閲覧。
- ↑ 渡辺泰央 (2014年10月27日). “いわゆるMADって作っていいの?”. 八重洲コモンズ法律事務所. 2022年9月7日閲覧。
- ↑ “ニコ動「MAD」削除 ひろゆき氏「問題ない」、小林社長「現時点での妥協点」”. ITmedia. 2022年9月7日閲覧。
- ↑ “ニコ動「頭がパーン」MADアップロード主の情報、地裁が開示命令 創価学会の請求認める”. ITmedia. アイティメディア (2013年10月24日). 2022年9月7日閲覧。
- ↑ 茶っプリン (2022年6月6日). “『FF10』ワッカのネットミーム「おとわっか」、スクエニの申立により“著作権侵害”として削除へ”. インサイド. イード. 2026年7月16日閲覧。
- ↑ 自売り素材とは、作者が自身の身体や動作、声などを録画・録音した映像・音声素材を指す。
- ↑ “「ユーザー投稿角川アニメ」の公式認定も YouTubeに角川参加”. 2022年9月7日閲覧。
- ↑ “柴又で「おいでよっ!MADコンテスト」-今年の優勝賞品は団子5キロ”. 葛飾経済新聞 (2012年8月8日). 2022年9月7日閲覧。
- ↑ “【9/5更新】8月19日(金)より、「邪神ちゃんMAD&動画投稿祭」開催!”. 2022年9月7日閲覧。
- ↑ 大上賢一 (2022年6月5日). “『FF10』ワッカのネットミームに嫌悪感…「淫夢」から続く同性愛ネタの暴力性”. 2022年9月7日閲覧。
関連項目
外部リンク
- 音MADのページへのリンク