さ゜とは? わかりやすく解説

さ゜

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 07:17 UTC 版)

セ゜」の記事における「さ゜」の解説

江戸時代用いられ文字として、現代の「ツァ」に相当する「さ゚」や「サ゚」も存在する日本語の表記においては明和6年1769年刊行洒落本『郭中奇譚』に片仮名の「サ゚」が見え明和7年1770年刊行の『辰巳之園』には平仮名の「さ゚」が用いられている。式亭三馬の『浮世風呂』においても「おとつさ゚ん」などの用例見え文化11年1814年刊行の『片言雑話田舎講釈』においても「鼻ッ先(さ゚き)」のように用いられている。今日においても用いられる半濁点とは異なり1840年頃までには廃れた表記とされる(ただし前述した絵入智慧の環』には「サ゚」が、『中等教育日本文典』には「さ゚」が見える)。 古く先述黄檗宗唐音資料において片仮名の「サ゚」が中国語表記用いられており、『慈悲懺法』では発音について「猶をツア二字合しめて之を呼かごとし」としている。1676年清か亡命した東皐心越著書『琴譜』の写本においても「サ゚」が用いられている。『唐話纂要』(1718年刊)など岡島冠山著書においても用いられているほか、前述の『唐音世語』(1754年刊)においても見られる前述した『西音発微』(1826年刊)や『ゑんぎりしことば』(1860年刊)にも「サ゚」が見える。

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「さ゜」を含む「セ゜」の記事については、「セ゜」の概要を参照ください。

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