日本語の表記とは? わかりやすく解説

日本語の表記

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/16 15:53 UTC 版)

日本における漢字」の記事における「日本語の表記」の解説

詳細は「日本語の表記体系」を参照 現代における日本語一般的な表記法は漢字仮名交じり文であり、漢字平仮名(昔の法令などでは片仮名)を交えて表記する漢字実質的な意味を表す語に使われ平仮名は主に活用語尾助詞使われる朝鮮語などでは漢字主として字音語にしか使われないのに対し日本語では和語にも使われ外来語除いてほとんどの語に使うことができる。煙草タバコ)や合羽カッパ)、珈琲コーヒー)など大航海時代以降ヨーロッパから入った語彙には、外来語であるにもかかわらず漢字使われるものがある。 日本事物表したり、大航海時代だけでなく幕末・明治欧米諸国から入った概念・用語日本語取り入れたりするため、中国大陸にはない和製漢字国字多数生み出された(後述)。 日本語における文字使用は、一般に5世紀から6世紀頃の漢字本格的輸入とともに始まり漢字日本語の音を表記するために利用した万葉仮名作られた、とされている。一方藤堂明保控え目に見て3世紀から5世紀には日中両国漢字日本入っていたことは確かであると唱えており、森浩一北九州弥生時代銅鏡には大抵漢字文章表されており、倭人銘文の内容理解できたとすれば漢字受容の歴史大きく変わってくるとしている。また、『後漢書』や『倭人伝』における日中外交記述からも、遅くとも2、3世紀には支配者層における文字使用想定する方が自然であるとの意見もある。一方で東日本では、平安時代前期至って使用される漢字限られていた。当該地域では漢字記号としてしか認識されておらず、古代漢字普及には著し地域偏差存在していたことが確認されている。 宮脇淳子は、「朝鮮半島の川は全て『江』と表記されるということです。シナ大陸では、黄河は『河』で、揚子江すなわち長江は『江』です。つまり、南部の川は『江』で、北部は『河』と表す。ということはシナ大陸の北と南では言葉違っていたということであり、朝鮮半島最初に入った漢字を使う人々は、海を経由して南から入った可能性が高いと考えられるわけです。その理由として、燕国東側は拓けるのが遅かったことが挙げられます。その地域一帯北方騎馬民の勢力圏だから、商隊はすぐに襲われるので安全なルートじゃない高句麗入って靺鞨などが蟠踞しています。そこで海を利用するわけですが、同様に漢字を使う人たちは、日本列島にも東シナ海経由で来た可能性が高いのです。朝鮮半島から日本への渡来人は、いわば第二派だったという説が、現在、かなり有力になっています」と指摘している。 やがて、漢字草体元に平安時代初期平仮名が、漢字一部元に片仮名作られとされる。 なお、仮名に対して漢字真名(まな)と呼ぶ。

※この「日本語の表記」の解説は、「日本における漢字」の解説の一部です。
「日本語の表記」を含む「日本における漢字」の記事については、「日本における漢字」の概要を参照ください。

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