四つ仮名とは? わかりやすく解説

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よつ‐がな【四つ仮名】

読み方:よつがな

「じ」「ず」「ぢ」「づ」の四つ仮名、およびこの仮名表される音。古くは、「じ」「ず」は摩擦音の[ʒi][zu]、「ぢ」「づ」は破裂音の[di][du]で、「じ」「ず」「ぢ」「づ」はそれぞれ異なる音で発音され区別されていた。それが室町末期になると、「ぢ」「づ」が破擦音の[dʒi][dzu]となったため、次第に「じ」「ず」との混乱が起こるようになり、17世紀末頃までには、中央語でも「じ」と「ぢ」、「ず」と「づ」の区別なくなり現代と同様となった発音区別消失とともに仮名遣いの上での問題となった


四つ仮名

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/30 17:35 UTC 版)

四つ仮名(よつがな)とは、の4つの仮名をいう。現代日本語の多くの方言において、これらの音韻の発音の統合が起きていることに言及するために使われる術語である。


注釈

  1. ^ ただし、このローマ字表記の元となった当時のポルトガル語では、jgzdzの発音の区別はなく、日本語の発音を書き分けるための便宜的なものとみられる。
  2. ^ 山口県の地名で徳地町徳地インターチェンジは「とくぢ」だが、人名姓で宮地の場合は「みやぢ」「みやじ」が混在している。
  3. ^ a b 「竦める(すくめる)」に由来する語であるとして歴史的仮名遣いを「~ずくめ」とする説もある。この説に従うならば、「尽」は語源から離れた用字ということになる。

出典

  1. ^ 沖森卓也編『日本語史』桜楓社、1989年、72頁。
  2. ^ 迫野虔徳「古文書にみた中世末越後地方の音韻」『語文研究』22号、九州大学国語国文学会、1966年。後に『日本の言語学 第六巻 方言』(大修館書店、1978年、602-604頁)再録。
  3. ^ 日本語、どうでしょう? 第214回 「地面」はなぜ「じめん」なのか? - ジャパンナレッジ 知識の泉 神永曉


「四つ仮名」の続きの解説一覧

四つ仮名

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/09 06:14 UTC 版)

名古屋弁」の記事における「四つ仮名」の解説

四つ仮名については共通語と同様である。すなわち、「じ」と「ぢ」、「ず」と「づ」の区別それぞれ無い。

※この「四つ仮名」の解説は、「名古屋弁」の解説の一部です。
「四つ仮名」を含む「名古屋弁」の記事については、「名古屋弁」の概要を参照ください。

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