河内弁
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/02 01:12 UTC 版)
河内弁(かわちべん)は、大阪府東部の河内地方(旧河内国)で用いられる日本語の方言である。近畿方言の一種。河内地方を含めた大阪府下は際立った地理的障害もなく、大阪都市圏として経済的・文化的に大阪市との結びつきが強いため、方言も府下一円でほとんど均質である[1]。しかしながら、摂津・河内・泉州など地域ごとの違いも存在し、河内弁ではサ行イ音便、二人称「われ」、疑問の終助詞「け」などが特徴である。
- ^ 楳垣編 (1962)、426-427頁。
- ^ 楳垣編 (1962)、427-429頁。
- ^ a b 楳垣編 (1962)、436頁。
- ^ 楳垣編 (1962)、444頁。
- ^ 楳垣編 (1962)、465頁。
- ^ 楳垣編 (1962)、466頁。
- ^ 楳垣編 (1962)、466-467頁。
- ^ 楳垣編 (1962)、461頁。
- ^ 岸江信介「大阪府」『都道府県別全国方言辞典』三省堂、佐藤亮一編、2009年、219-220頁。
- ^ 楳垣編 (1962)、491頁。
- ^ 楳垣編 (1962) の427-428頁に、次のような土地人の方言意識が紹介されている。「京都と親戚関係にあり、ことばつきは上品だが、河内弁も入っているので下品な言い方もある。」(北河内郡交野町)、「河内ことばはわるい。」(八尾市)
- ^ やお文化協会 やお文化協会30年間のあゆみ、2010年6月5日閲覧。
- ^ 「河内のオッサンの唄(おおさか歌物語:7)」、『朝日新聞』2000年1月13日付朝刊、23頁(大阪)。
- ^ 山口幸洋・岸江信介「大阪方言談話資料の分析:文法とアクセント」『言語文化研究』第10巻、2003年、ISSN 13405632。
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