南奥羽方言とは? わかりやすく解説

南奥羽方言

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/11 21:18 UTC 版)

南奥羽方言(みなみおううほうげん)または南奥方言(なんおうほうげん)は、東北方言のうち、岩手県南部(旧仙台藩領)・宮城県山形県村山置賜最上福島県で話される方言の総称である。

江戸時代を通して会津藩に統治された新潟県東蒲原郡で話される方言を含む場合もある。また福島県中通り南部の白河方言は栃木弁那須方言)に近いため、東北に属しながらも東関東方言に含める場合があり、逆に茨城弁、特に県北方言(多賀郡など)については岩城弁の影響を受けているため、南奥羽方言に含める場合もある。

北奥羽方言と比較した場合に、崩壊アクセント(無アクセント)であり(ただし仙北方言や岩手県南方言は東京式アクセント)、シとス、チとツ、ジ(ヂ)とズ(ヅ)の発音がス・ツ・ズになるという特徴を持つ。

下位方言

参考文献

  • 飯豊毅一・日野資純・佐藤亮一編『講座方言学 4 北海道・東北地方の方言』(国書刊行会、1982年)
    • 北条忠雄「東北方言の概説」

関連項目


南奥羽方言

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/27 09:18 UTC 版)

東北方言」の記事における「南奥羽方言」の解説

山形県内陸部方言山形県村山地方置賜地方最上地方)最上方言新庄市中心最上地方。旧新庄藩領) 村山方言 (山形市中心村山地方。旧山形藩領) 置賜方言米沢市中心置賜地方。旧米沢藩領) 仙台弁宮城県岩手県南部福島県相馬郡新地町。旧仙台藩領岩手県南部方言岩手県内南部三陸方言宮城県沿岸北部および岩手県陸前高田市大船渡市福島弁福島県浜通り方言福島県浜通り岩城弁夜ノ森以南相馬弁夜ノ森以北中通り方言福島県中通り信達方言狭義福島弁中通り北部) 積達方言郡山弁中通り中部白河方言白河弁。中通り南部会津方言福島県会津地方。旧会津藩領。新潟県東蒲原郡阿賀町会津藩であった歴史的経緯から当地方言は南奥羽方言に分類されることもある)

※この「南奥羽方言」の解説は、「東北方言」の解説の一部です。
「南奥羽方言」を含む「東北方言」の記事については、「東北方言」の概要を参照ください。

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