方言区画における位置づけ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/11 09:25 UTC 版)
茨城県の方言は、大きく見て東北方言に含むとする説と、関東方言に含むとする説がある。前者は都竹通年雄や金田一春彦などであり、後者は東條操や平山輝男などである。 都竹通年雄の「季刊国語3の1」1949年(昭和24年)によれば、本土方言の本州東部方言の南奥羽方言に分類され、岩手県南部・宮城県・山形県東部・福島県・栃木県と同じ区分に含まれる。 東條操の「日本方言学」1953年(昭和28年)によれば、茨城県の方言は栃木県大部分とともに、関東方言の東関東方言に含まれる。 金田一春彦の(第1次)「世界言語解説(下)」1955年(昭和30年)では、東日本方言の北部方言の南奥方言に分類され、ここでの南奥方言の該当地域は、都竹通年雄とほぼ同じである。 大橋勝男の「関東地方域方言分派論」1981年(昭和56年)によれば、栃木県大部分とともに、関東地方域方言の「関東東北部」分派に区分される。
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