方言区分
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/15 02:15 UTC 版)
1962年(昭和37年)に山本俊治は泉州の方言を次のように区分している(自治体名は現行のものに改めた)。山本は、泉北はほとんど摂津方言(大阪弁)に近い一方、泉南には和歌山方言に連なる特徴や漁村特有の言葉があり、「和泉方言の本場」と述べている。泉州と南河内の方言のつながりも濃い。 泉北方言(堺市・高石市・泉大津市・和泉市・忠岡町) 泉南方言中和泉方言(岸和田市・貝塚市・泉佐野市・熊取町) 南和泉方言(泉南市・阪南市・田尻町・岬町) 泉北方言は大阪市内の方言との同化が進んでおり、2009年(平成21年)、岸江信介は摂津・河内・泉北(特に堺市)の言語類似度がかなり高くなった一方、泉南は依然独自性を保っているとし、大阪府内の方言を「摂津・河内方言」(泉北含む)と「泉南方言」に二分することを提案している。 摂津・河内・泉州・和歌山の方言比較表現形式摂津・河内・泉北泉南和歌山してある したーる しちゃーる してやる したる しちゃる 敬語「はる」 使用 不使用 あるじゃないか あるがな、あるやん あらし、あらして
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