方言一覧
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/21 21:34 UTC 版)
各方言の特徴は中世以降の歴史的経緯もさることながら、ラテン人によるイタリア統一前に居住していた他の古代イタリア人やギリシャ人植民者の用いた言葉の影響も存在しており、これらは俗ラテン語時代を通じて現在に残っている。 北部イタリア語(ガロ・イタリア語・パダーニャ語などとも呼ばれる)チザルピナ語(仮の分類)ピエモンテ方言(piemontese) - トリノ ベルガモ方言(bergamasco) - ベルガモ ロンバルディア方言(lombardo) - ミラノ、スイスティチーノ州 ジェノヴァ方言(genovese)またはリグーリア方言(ligure) - ジェノヴァ エミリア方言(emiliano)とロマーニャ方言(romagnolo) - ボローニャ、パルマ ヴェネト方言(veneto) - ヴェネツィア、パドヴァ、ヴェローナ、トレントなどヴェネツィア共和国の領域。共和国時代に様々な国と貿易をしていたためか、影響を受けた他言語の数が比較的多い。 中南部イタリア語(イタロ・ダルマチア語などとも呼ばれる)トスカナ語(toscano) - フィレンツェ、ピサ、シエナ(標準イタリア語の基本となった。その点でイタリア語が「トスカナ語の方言」とする考え方もある。) 中央イタリア諸方言(トスカナ語と極めて近く、緊密な方言連続体を形成している)ローマ方言(romanesco) - ローマ ウンブリア方言(umbro) マルケ方言(marchigiano) - マルケ州 コルシカ北東方言(cismontano) - コルシカ島北東部 コルシカ南西方言(oltramontano) - コルシカ島南西部 イストリア方言(istriano) - イストリア半島西部。 サルデーニャ方言(sardo) - サルデーニャ島 ナポリ諸方言(オスク語の影響があると考えられている):アブルッツォ方言(abruzzese) - ペスカーラ カンパーニア方言(campano) - ナポリ ルカニア方言(lucano) シチリア諸方言(古代から中世にかけてはギリシア系住民が多かった地域であり(マグナ・グラエキア)、ギリシア語の影響があると考えられている) :サレント方言(salentino) - レッチェ カラブリア方言(calabrese) - レッジョ・ディ・カラブリア シチリア方言(siciliano, sicilianu) - パレルモ。アラビア語の影響も見られる。
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