仙台弁
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/30 14:33 UTC 版)
仙台弁(せんだいべん)は、江戸時代の仙台藩領内で庶民が使用した言葉を元にした方言。
- ^ 加藤正信(東北大学名誉教授)は、以下のように述べている。『「仙台弁」という用語の定義であるが、今の人たちは、現行行政単位の仙台市の方言という意味に取る人が多いかもしれない。しかし、江戸時代、雄藩、仙台藩の領地が現在の宮城県全体から岩手県南にわたっていて、その範囲に通用している方言を称していたし、現在でも、俗に、宮城県全体にわたる方言を「宮城弁」と言うよりは「仙台弁」と言うことが多いようである。』(後藤彰三 2001の序文より引用)
- ^ 平山輝男によると、一型アクセントの北端の線は、『仙台湾から旧仙台市の、その北方旧七北田村、高砂村等の中間に引く線にはじまり広瀬村の北を過ぎ、旧宮城郡を横断、山形県境を少し北上、そして、加美郡と山形県の境を接する辺りから山形県村山、置賜地方を含めて南下する線』(平山輝男「奥羽アクセントの諸相」より引用)である。すなわち、松島丘陵の南麓で、仙台平野においては七北田川流域より南側、愛子盆地においては広瀬川流域より南側が該当する。なお、南北の境界にある松島丘陵辺り(宮城郡北部および黒川郡)は、「曖昧(又は混乱)アクセント」、それより北は「特殊アクセント」としている。
- ^ a b c d e 宮城縣『宮城縣史20(民俗Ⅱ)』財団法人宮城縣史刊行会、1963年3月20日、13-16頁。
- ^ a b c d e Corporation), NHK(Japan Broadcasting. “宮城ではカップ麺を"カッペロ"と呼ぶ?”. www.nhk.or.jp. 2023年5月21日閲覧。
- ^ 玉懸元「宮城県仙台市方言の終助詞「ッチャ」の用法」『國語學』第52巻第2号、日本語学会、2001年6月30日、30-43,101、NAID 110002533712。
- ^ あつじ屋 Archived 2005年4月26日, at the Wayback Machine.(漫画家・山本貴嗣のウェブサイト)
- ^ “山寺 宏一(ヤマデラ コウイチ)”. オーディションサイトnarrow. 2021年8月8日閲覧。
- ^ 今週のことば「いきなり」(東日本放送「週刊ことばマガジン」)
- ^ 今週のことば「いずい」(東日本放送「週刊ことばマガジン」)
- ^ 「広報たいわ」2016年(平成28年)12月1日発行:664号 22・23面(pdfファイル) - 大和町ホームページ・平成28年広報たいわコーナー
- ^ 佐々木眞奈美のあっぺとっぺファーマシー 東北放送(2021年5月9日閲覧)
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