こうがい‐か〔‐クワ〕【口蓋化】
口蓋化
口蓋化
口蓋化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/29 13:50 UTC 版)
「ラテン語とルーマニア語の音韻の変化」の記事における「口蓋化」の解説
歯茎音 t, d, sが後続するi, j (二重母音のje < [ɛ] < stressed eのj)を取り込んで口蓋化する。 ラテン testa> *[tɛsta] > *tjesta > *ţesta > ルーマニア ţeastă (頭) ラテン decem > *[dɛke] > *djeke > *dzeče > ルーマニア zece (十) ラテン servum > *[sɛrbu] > *sjerbu > ルーマニア şerb (奴隷) ラテン dīcō > *dziku > ルーマニア zic (言う)
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口蓋化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/13 15:41 UTC 版)
第一次口蓋化 *i1, *ě1, *e, *ę, *ь の前で *k, *g, *x > *č, *ǯ, *š 次に ǯ が z の後ろを除くあらゆる位置で ž に変わる。 *i1, *ě1, *e, *ę, *ь の前で *kt, *gt > *tj (例は *kti の場合しか見られない). 第二次口蓋化 *i2, *ě2 の前で *k, *g, *x > *c, *ʒ, *s’ *s’ が方言ごとに s か š のどちらかに合流する。 *ʒ がポーランド語以外で z に変わる。 また方言によっては*i2, *ě2 の前で *kv, *gv, *xv > *cv, *ʒv, *s’v になる。(西スラヴ語群では起きずおそらく東スラヴ語群でも起きない。ロシア語の場合は南スラヴ語群によるだろう)。 第二次口蓋化は古ロシア北部方言では起きなかったように思われる。 第三次口蓋化 前母音 (*i, *ь, *ě, *e, *ę) および*ьr (= *ŕ̥ )の後ろ、母音の前で*k, *g, *x > *c, *ʒ, *s’ 第一次・二次と異なり時間をかけて生じた。特定の単語・地域ごとに異なり変化は一貫しなかった。 口蓋化した形としていない形が並存する場合もあった (古代教会スラブ語 sikъ / sicь そのような) *ě, *e との後ろで生じた実例はなく *ŕ̥ の後ろの場合に生じた例は古代教会スラヴ語に限られる。 子音 + j *sj, *zj > *š, *ž *stj, *zdj > *šč, *žǯ *kj, *gj, *xj > *č, *ǯ, *š (後に*ǯ > *ž ) *skj, *zgj > *šč, *žǯ *tj, *dj は保持され後に地域ごとに異なる変化をする。 *rj, *lj, *nj はスラブ祖語の時代までは保持されたが後に口蓋化し *ŕ, *ĺ, *ń になる。 *pj, *bj, *vj, *mj はスラブ祖語の時代までは保持されたが後に多くの地域(西スラブは除く)で*pĺ, *bĺ, *vĺ, *mĺ になる。
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口蓋化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/21 00:11 UTC 版)
モンゴル祖語には *ti, *di という音節が存在せず、*ci, *ji のみが音素配列論的に許されているが、一部の言語では他の言語で *ci, *ji に対応するはずの分節音が散発的にであるが *ti, *di の予測できる形で観察される。このことから、*ti *di > *ci *ji という変化を晩期前モンゴル祖語に想定することができる。
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「口蓋化」の例文・使い方・用例・文例
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