音声学
音声学
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/03 04:46 UTC 版)
「エドゥアルト・ジーファース」の記事における「音声学」の解説
1876年に『音声生理学綱要』(Grundzüge der Lautphysiologie)を出版した。1881年に『音声学綱要』(Grundzüge der Phonetik)と改題された第2版が出版され、生前に第5版(1901年)まで出版された。その間に分量は2倍以上に増えた。 Grundzüge der Lautphysiologie zur Einführung in das Studium der Lautlehre der indogermanischen Sprachen. Leipzig: Breitkopf und Härtel. (1876). https://archive.org/details/grundzgederlaut02sievgoog/page/n6 (初版) Grundzüge der Phonetik zur Einführung in das Studium der Lautlehre der indogermanischen Sprachen. Leipzig: Breitkopf und Härtel. (1901). https://archive.org/details/grundzgederph00siev/page/n5 (5版) 青年文法学派の取り扱う問題は音変化に関するものが多く、その説明のために音声そのものの学問的研究が必要とされていた。ジーファースの著書はその意味でもっとも重要な著作であった。 第2版以降は初版と内容が大きく異なり、イギリスの音声研究者であるアレクサンダー・ジョン・エリスやヘンリー・スウィートの影響を受けて生理学から離れ、より言語学的に変化している。題名の変更もそれを反映している。 服部四郎は、この著書について「古いけれども、当時までの音声学的業績の集大成であり、今日においても立派な参考書としてその価値を失っていない」と評する。 この書籍で、ジーファースは音変化をまず個人または数人が開始し、それを周辺の人がまねることで起きると説明している(1901年版723節)。これはフーゴー・シューハルトの考えと共通する。また言語を体系として研究することの重要性を指摘し、後にいう音素に近い考え方をするなど、20世紀言語学に近い考え方をしている。 音声学関係の書物にはほかに『音響分析の目的と方法』がある。 Ziele und Wege der Schallanalyse. Heidelberg: Carl Winter's Universitätsbuchhandlung. (1924). http://echo.mpiwg-berlin.mpg.de/ECHOdocuView?url=/permanent/vlp/lit39644/index.meta
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音声学
「音声学」の例文・使い方・用例・文例
- 音響音声学
- 彼は言語学だけでなく音声学にも通じている。
- 音響音声学.
- 調音音声学.
- 国際音声学協会.
- 受け入れ側の音声学に見合うように受け入れた単語の発音を変える
- 音声学によって
- 音声学的に理解される
- 系統的な歴史的変化の一部として音声学上変化する
- 生徒は音声学の主題で2時間も厳しく質問された
- 調音音声学
- 音声学の、または、音声学に関する
- 音声学と儀式禁止命令と言語学と文法と語源と辞書編纂と作詩法と天文学と占星術による紀元前5、4世紀の取引からのベーダ語テキスト
- 音声学の専門家
- 音声学者でアレクサンダー・グラハム・ベルの父(1819-1905年)
- 英国の音声学者(1881年−1967年)
- 英国の音声学者
- 音声記号という,言語の発音を音声学的に示す記号
- 言語の音を音声学的に表すための音声記号のこと
- 音声学で口音という息が鼻に抜けない発音
音声学と同じ種類の言葉
固有名詞の分類
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