はっととは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 製品 > 食べ物 > 料理 > 日本の汁物 > はっとの意味・解説 

はっ‐と

[副](スル)

思いがけない出来事びっくりするさま。「大きい音に—目が覚める」「—するような美しい色」

急に気づいたり思いあたったりするさま。「—我に返る」「—ひらめく

動作変化が急であるさま。

「—坐作(いずまい)を正して」〈小杉天外魔風恋風


ハット【hat】

読み方:はっと

帽子。特に、縁のある帽子をさす。「シルク—」


ハット【hut】

読み方:はっと

小屋バンガローヒュッテ


はっ‐と【法度】

読み方:はっと

禁じられていること。してはならない事柄。「酒の席で仕事の話は御—だよ」

おきて。法。特に、中世近世における法令江戸幕府制定した武家諸法度禁中並公家諸法度など。


はっ‐と【発途】

読み方:はっと

[名](スル)出発すること。出立

「予(わ)が始めて人世に—せし時」〈中村訳・西国立志編


ハット

読み方:はっと
【英】:Hat

帽子の事。これも立派なジャグリング道具になる。

帽子投げ上げかぶったり、帽子を腕から腕に転がしたり、いろいろとコミカルな動きをする。複数帽子使って行う技もある。

使う帽子は縁が固い素材でできているいわゆるトールハットやダービーハット普通に売っているのを買ってもいいが、それでも結構高い。そこからさらに加工することを考えればジャグリング用に市販されているものを買ったほうが得策かもしれない

その他に投げたボール受け取ったり,最後にお金集めたり利用価値高くこれほどジャグリング相性のいい道具もないだろう

91年IJAチャンピオンアンディーヘッド演技参考になる。

挿絵
ハット(トールハット)

はっと

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/07 04:52 UTC 版)

はっとはっとうとも言う)は、茨城県福島県の境にある八溝山周辺から、宮城県大崎地方栗原登米[1]地方、岩手県一関奥州市地方など、主に東北地方に伝わる郷土料理

小麦粉を加えて良く練り、熟成させて薄く延ばした生地茹で上げて、つるつる、もちもちとした食感に調理する[1]荏胡麻大豆枝豆などでつくったのように絡める食べ方や、各地方独自の野菜を入れたけんちん汁風にうどんの代用として加える食べ方などがある。後者の食べ方は「はっと汁」と呼ばれ、醤油出汁で味付けする[1]後述)。食感的にはすいとんより、餃子の皮、あるいはワンタンに似ている。

名前の由来

いくつかの由来がある。

殿様がこの料理を「ご法度」(禁令)とした説
  • 登米地方では、小麦粉料理を好む農民が増え、生産を怠ることを憂えた殿様(領主)が、ご法度を発令したためと伝承されている(江戸時代、同地は仙台藩の米どころで、江戸への回米が藩財政を支えた)[1][2]
  • 第2代水戸藩徳川光圀が現在の茨城県大子町を訪れた際、財政改革の一環として団子汁全般を禁止した為[3]
  • あまりに美味しいので、食べた殿様が、平民が食べるのはご法度、と言った[4]
起源となる料理が訛って付けられた説
  • 平安時代に存在した菓子の「薄飩(はっとん)」から[5]
  • 岩手のはっとは1俵の小麦を精製すると五斗の小麦粉と三斗の表皮ができ、足して八斗になることから。[要出典]

主な「はっと」料理

法度汁
醤油仕立ての汁物に地域ならではの食材とはっとを加えた料理で、すいとんに似ており、その土地毎に調理法が異なる。宮城県の旧登米町では、具に特産の油麩を入れる傾向がある[1]
岩手県北上盆地でも似たような小麦粉料理が存在する(「ひっつみ」参照)。
その名の通り、生地を引きちぎり汁に投げ入れて作られる(「はっと」は薄く延ばすところが特徴)。
また、そば粉の形にのばしたもの(そばはっと)を野菜たっぷりの汁に投じた「柳ばっと」と言われる郷土料理もある。
ずんだはっと
はっとを熱湯で茹で、のようにずんだ小豆餡エゴマなどに絡める食べ方も一般的である。
これらは、絡めたものの名前を採って「ずんだばっと」「小豆ばっと」などと呼ぶ(「ずんだはっと」のように濁らない読み方でも呼ばれる)[6]
はっと鍋
醤油ベースの出汁に魚介類や野菜を加え、はっとうどんにアレンジした鍋で、岩手県の南部はっと[7]が有名。
はっとう
福島県南会津地方の特産品で、そば粉ともち米を良く練って延ばし、ひし型に切ったものを茹で、じゅうねん(えごま)きな粉につけて食べられる[8]

その他

  • 12月初旬に、宮城県登米市迫町中江中央公園(登米市役所前)において、全国のはっとに似た料理が集まる全国はっとフェスティバルが開催されている。また登米市のシティプロモーションとして“はっと”をテーマとする短編映像『Go! Hatto 登米無双』が制作され、 2016年11月より公開された[9]。なお、翌年の2017年11月には続編である「登米無双2」が公開されている。
  • はっとを題材にした『はっとの唄』(詞・曲・唄:吉川団十郎、編曲:林建英)が存在する[10]
  • 岩手県奥州市では観光客誘致のため「奥州はっと」「はっとタウン奥州」と銘打ち、市内の飲食店・土産物店にてはっと料理を提供している[11]

脚注

  1. ^ a b c d e 【継ぐメシ!つなぎたい郷土食】はっと(宮城県登米市)絶品の「つるもち」感 『日本農業新聞』2021年4月10日 8 - 9面
  2. ^ 「登米はっと」の由来”. 宮城県公式ウェブサイト (2012年9月10日). 2019年11月30日閲覧。
  3. ^ 奥久慈しゃも「法度汁」に 統一ブランド料理開発へ大子”. 全国町村会 (2010年7月28日). 2019年11月30日閲覧。
  4. ^ はっとう 福島県”. うちの郷土料理. 農林水産省 (2022年3月22日). 2022年4月3日閲覧。
  5. ^ 小麦粉百科 ご当地粉料理 東北 はっと”. 日清製粉グループ. 2021年4月11日閲覧。
  6. ^ ずんだはっと[リンク切れ]みやぎ食のホスピタリティ
  7. ^ 南部はっと鍋 Archived 2011年6月26日, at the Wayback Machine.
  8. ^ 南会津の特産品あれこれ「はっとう」 福島県庁ホームページ(2021年4月11日閲覧)
  9. ^ 「Go!Hatto 登米無双」登米市スペシャルMOVIEコンテンツ(登米市)
  10. ^ はっとの唄”. 宮城県公式ウェブサイト (2012年9月10日). 2017年3月4日閲覧。
  11. ^ 奥州はっと 奥州市商工会議所(2021年4月11日閲覧)

関連項目


「はっと」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



はっとと同じ種類の言葉


固有名詞の分類


品詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「はっと」の関連用語

1
100% |||||

2
100% |||||

3
ハット デジタル大辞泉
100% |||||


5
100% |||||

6
100% |||||




はっとのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



はっとのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
Juggling DonutsJuggling Donuts
Copyright (C) 2025 by JugglingDonuts
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのはっと (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS