あく‐みょう〔‐ミヤウ〕【悪名】
読み方:あくみょう
1 「あくめい(悪名)」に同じ。
あくみょう〔アクミヤウ〕【悪名】
読み方:あくみょう
今東光の小説。昭和35年(1960)から昭和36年(1961)「週刊朝日」誌に連載。河内生まれの若者を主人公とする任侠(にんきょう)もの。昭和36年(1961)、勝新太郎、田宮二郎の共演により映画化され、以後シリーズ化。
あく‐めい【悪名】
悪名
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/08 01:21 UTC 版)
『悪名』(あくみょう)は、今東光の長編小説。昭和の戦前期を舞台に、「八尾の朝吉」こと村上朝吉が故郷の河内を出て博徒となり、弟分とともに喧嘩と恋に明け暮れるさまが描かれる。この項目では本作を原作とした映画シリーズおよび、演劇についても記述する。
小説
1960年に『週刊朝日』で連載。1961年に新潮社で単行判が発売され、1963年に角川文庫(全2巻)、1964年に新潮文庫で再刊された。
映画
勝新太郎主演版
原作小説を連載していた『週刊朝日』の編集長田中利一が、大映の監督・田中徳三の実兄だった縁で、1961年に映画化された。朝吉を勝新太郎、その弟分(1作目・2作目「モートルの貞」→3作目~14作目「清次」[1])を田宮二郎が演じた。映画第1作のヒットを受け、以降は脚本家依田義賢のオリジナルでシリーズ化され、大映で15作、勝プロで1作の全16作が製作された。
原作の朝吉は基本的に流れ者であるが、第2作では没落した博徒一家に乞われ親分の座に就く描写がある。また原作小説が朝吉の出征で物語が完結するのに対し、映画シリーズでは舞台を戦後に移し、朝吉らが行く先で暗躍するヤクザたちを退治するさまが描かれた。
同シリーズ中で永田靖が演じたライバル「シルクハットの親分」に類似したキャラクターが『緋牡丹博徒シリーズ』(東映)に「シルクハットの大親分」(演:若山富三郎)として登場している。
- 悪名(1961年、大映)
- 続悪名(1961年、大映)
- 新悪名(1962年、大映)
- 続新悪名(1962年、大映)
- 第三の悪名(1963年、大映)
- 悪名市場(1963年、大映)
- 悪名波止場(1963年、大映)
- 悪名一番(1963年、大映)
- 悪名太鼓(1964年、大映)
- 悪名幟(1965年、大映)
- 悪名無敵(1965年、大映)
- 悪名桜(1966年、大映)
- 悪名一代(1967年、大映)
- 悪名十八番(1968年、大映)
- 悪名一番勝負(1969年、大映)※田宮は大映退社により出演せず
- 悪名縄張(しま)荒らし(1974年、勝プロ・東宝)※『悪名』『続悪名』のリメイク
幻の東映版
原作の版権が東映へ移り、1973年には菅原文太主演でリメイクすると公表されたが、製作されなかった[2]。
的場浩司主演版
2001年に再び映画化され、朝吉役を的場浩司、貞役を東幹久が演じた。この節ではオリジナルビデオとして制作された続編についても扱う。
- 悪名 AKUMYOH(2001年、シネマパラダイス)
- 悪名2 荒ぶる喧嘩魂(2001年、シネマパラダイス)※オリジナルビデオ作品
- 監督:和泉聖治
- 出演:的場浩司、東幹久、櫻井淳子、さとう珠緒、遠藤久美子、トミーズ雅、青田典子、千葉真一、他
舞台
- 2002年に舞台版が制作され、朝吉役を勝新太郎の息子である鴈龍太郎が、貞役を堤大二郎が演じた。
- 2014年にマキノノゾミ演出で音楽劇となり(原作は『新悪名』)、沢田研二が朝吉役、野田晋市が清次役、いしのようこが朝吉の妻お絹役を演じている。
脚注
- ^ 原作での弟分であるモートルの貞は2作目『続悪名』において対立する博徒に襲われて亡くなり、3作目以降の清次は、貞の弟という設定。
- ^ 「映画往来」『シナリオ』1973年4月号、日本シナリオ作家協会、85頁。
悪名
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/20 10:23 UTC 版)
「大航海時代Online」の記事における「悪名」の解説
他のキャラクターや自国籍のNPC艦隊に戦闘を仕掛けて勝利すると悪名が付加される。悪名が1000以上になったキャラクターは討伐懸賞金が掛けられて「賞金首」となる。悪名は航海するうちに少しずつ減少し、1000未満になると賞金首でなくなる。海賊系職業には悪名が1000以下に下がらない常時賞金首のものがある。海賊をイメージした高性能の装備品には悪名が必要なものも存在する。
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悪名
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/14 03:47 UTC 版)
悪名という隠しパラメータも存在する。これは略奪や斬首といった行為をすると上昇してゆき、悪名が高いと在野武将が会ってくれなかったり連合を組まれやすくなったりといったデメリットがある。乞食に金を恵むことで、要求額の1/10だけ悪名を下げられるが、断ると要求額分悪名が上がってしまう。なお、悪名が高い武将ほど、斬首しても斬った側の悪名は上がらなくなる。
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悪名
出典:『Wiktionary』 (2021/07/03 00:34 UTC 版)
名詞
- (あくめい / あくみょう)悪い評判。良くない噂[1]。
- (あくみょう)(古)悪事をなす者。また、その悪事。
発音(?)
あ↗くめー、あ↗くみょー
関連語
(語義1)
翻訳
- イタリア語: infamia (it) 女性
- 英語: bad name (en), flagrancy (en), infamy (en), notoriety (en)
- エスペラント: fifamo (eo)
- オランダ語: berucht (nl)
- カタルーニャ語: infàmia (ca) 女性
- ガリシア語: infamia (gl) 女性
- スウェーデン語: vanära (sv) 通性, vanrykte (sv) 中性, vanfrejd (sv) 通性, äreslöshet (sv) 通性
- スペイン語: infamia (es) 女性
- ノルウェー語:beryktethet (no) 男性
- フィンランド語: pahamaineisuus (fi), häpeällisyys (fi)
- フランス語: mauvaise réputation, infamie (fr) 女性
- ポーランド語: niesława (pl) 女性
- ポルトガル語: infâmia (pt) 女性
- ラテン語: īnfāmia (la) 女性
「悪名」の例文・使い方・用例・文例
- 悪名高い犯罪者
- 彼は10代のころ悪名高いギャングの一員だった。
- 彼は悪名高いローマの収税史だった。
- あの悪名高い戦争好きの国
- 真っ赤な手紙を忌々しげに見つめ、これが悪名高い赤紙ってヤツなのか?
- 鮫はその血に飢えた残忍さで悪名高い。
- 一度悪名を取ったら最後だ。
- 悪名高い反乱兵はついに捕らえられ、拘置所に身柄を拘束された。
- 悪名高い独裁者は、思う存分特権を乱用した。
- 悪名を着せられる。
- ヒトラーは悪名高い独裁者の一人です。
- その湖は水質汚染で悪名高い。
- その悪名高い犯罪者は昨日逮捕された。
- この地域は大気汚染で悪名が高い。
- 《諺》 一度悪名を取ったら最後だ 《悪名の力は恐ろしい》.
- 名声[悪名], 好評[不評].
- 悪名を得る.
- その地方はマラリアで悪名高い.
- 人に悪名をかぶせる
- 悪名を負う
悪名と同じ種類の言葉
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