吾とは? わかりやすく解説

あ【×吾/我】

読み方:あ

[代]一人称人代名詞。わたし。われ。わ。

「—を待つと君が濡れけむ」〈万・一〇八〉

[補説] 主に上代用いられ平安時代には「あが」の形を残すだけになった


あれ【×吾/我】

読み方:あれ

[代]一人称人代名詞。われ。わたし。

さ寝むとは—は思へど」〈記・中・歌謡〉

[補説] 上代語中古には、「あれにもあらねば返しすべくも思はねど」〈源・玉鬘のような慣用表現に残るだけで、「われ」が多く用いられた。


ご【×吾】

読み方:ご

人名用漢字] [音]ゴ(漢) [訓]われ わが

[一]〈ゴ〉われ。自分自分の。「吾兄吾人

[二]〈わが〉「吾輩

難読吾妻(あずま)・橐吾(つわぶき)・吾妹(わぎも)・吾木香(われもこう)


わ【我/×吾/和】

読み方:わ

【一】[代]一人称人代名詞。われ。わたくし。

大野山霧立ち渡る—が嘆くおきその風に霧立ち渡る」〈・七九九

【二】[接頭]名詞・代名詞に付く。

親愛の情を表す。「—おとこ」「—ぎみ」

「保つべき様を知らねば、—主の為には益(かひ)あらじ」〈今昔二七四〇

軽んじあなどる気持ちを表す。

「—法師めが、人あなづりして」〈著聞集一〇


わぬ【我/×吾】

読み方:わぬ

[代]一人称人代名詞。「われ」の上東国方言

「うべ児なは—に恋ふなも立(た)と月(つく)のぬがなへ行けば恋(こふ)しかるなも」〈万・三七六


われ【我/×吾】

読み方:われ

[代]

一人称人代名詞。わたくし。わたし。「—は海の子

反射代名詞その人自身自分自身。おのれ。「—を超越する

二人称人代名詞。おまえ。なんじ。

「そりゃ—が勝手了簡聞き損ひ」〈浄・歌祭文


吾(あ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 13:40 UTC 版)

日本語の一人称代名詞」の記事における「吾(あ)」の解説

奈良時代以前から平安時代まで一人称として使われた。現在では短歌俳句と言った音数制限のある詩歌使用される他、南近畿地方などに方言として残る(和歌山弁の「吾がら」など)。それ以外の地域でも地名など残っているのが見られる吾妻我孫子等)。

※この「吾(あ)」の解説は、「日本語の一人称代名詞」の解説の一部です。
「吾(あ)」を含む「日本語の一人称代名詞」の記事については、「日本語の一人称代名詞」の概要を参照ください。

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出典:『Wiktionary』 (2021/07/22 14:44 UTC 版)

発音(?)

代名詞

  1. (われ、わ、上代ではあれ、あ)(古)一人称代名詞

熟語


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