平安時代までとは? わかりやすく解説

平安時代まで

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/31 06:04 UTC 版)

大山 (神奈川県)」の記事における「平安時代まで」の解説

大山信仰が始まった時期不明だが、発掘により、縄文時代後期中葉の加曽利B式土器片や古墳時代土師器片・須恵器片、平安時代経塚壺・経筒などが発見されており、信仰開始時期はかなり古い時代にまでさかのぼることができると推定される。ただし、縄文土器等については、発掘担当代表者江戸時代初めに持ち込まれたものと断定している。 『万葉集』東歌で、大山は「相模峰の雄峰見過ぐ忘れ来る妹が名呼びて吾を哭し泣くな」と詠われた。 10世紀前期の『延喜式神名帳には、相模国十三座の一つとして、「阿夫利神社」(アフリノカミノヤシロ)の記載があり、神名帳原本である神祇官台帳天平年間完成とされることから、8世紀前半阿夫利神社創建されたとするともできる。つまり、当時祭神名が「アフリノカミ」で、古墳時代以降山岳信仰大山そのものへの広域信仰よるもの考えられる古代仏教的山岳修行者が清浄な山内修行場所を開拓する従い山頂磐座が「石尊権現」として祀られるようになった考えられる大山大山祇神主祭となったのは明治以降近代阿夫利神社」(アフリジンジャ)が成立してからである。 古代不動明王像本尊とする大山寺建立され大山山頂磐座への「石尊権現信仰大山全体不動明王霊場とする信仰とが一体化していったとされる。なお、『續群書類從』第27輯下釋家部の『大山寺縁起真名本)』(内閣文庫本ほかでは一般に大山縁起』)には、天平勝宝7年755年)、東大寺初代別当良弁僧正が自刻の木造不動明王像本尊大山寺開創したとの記載がある。大山寺は、聖武天皇により国家安穏祈願する勅願寺とされ、天平宝字5年762年)には行基の命により、光増が不動明王像製作して本堂奉納したとされる元慶2年878年)の大地震大火により大山寺焼失したが、元慶8年884年安然再興したなどの伝承から、顕密山岳寺院として栄えていったと考えられる平安時代の末に、大山糟屋氏支配する糟屋荘に編入されたが、久寿元年1154年12月糟屋荘は安楽寿院寄進された。その後大山藤原得子ふじわらのなりこ。鳥羽法皇皇后美福門院)の領地となり、さらに、得子の子である暲子内親王(あきこないしんのう八条院)の領地とされた。

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平安時代まで

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 07:39 UTC 版)

山田寺」の記事における「平安時代まで」の解説

奈良時代から平安時代記録多くないが、弘仁14年823年))に護命山田寺隠棲したこと(『続日本後紀』)と、治安3年1023年)に藤原道長山田寺訪れて堂内の「奇偉荘厳言葉言い尽くせないほどだ」と感嘆した(『扶桑略記』)ことから、少なくとも11世紀前半までは山田寺伽藍健在であったことがわかる。しかし発掘調査によれば道長来訪から程なくして土砂崩れにより伽藍東側回廊宝蔵埋没した思われる。 『多武峰略記』に引く古記によれば嘉保3年1096年)に「多武峰寺現在の談山神社)の鐘が小さいので山田寺の鐘と交換した」との記述があり、この頃までに多武峰寺末寺になっていたと考えられる

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