磐座とは? わかりやすく解説

いわ‐くら〔いは‐〕【岩座/×座】

読み方:いわくら

《「いわ」は堅固な意》神の御座所いわさか

天の—を離れ天の八重多那押し分けて」〈記・上〉


磐座


いわくら 【岩座・磐座】

日本神道で、神の鎮座する所をいう。天関とも。イワ堅固の意。→ 岩境

磐座(いわくら)

磐境いわさか)と同じ。神をまつるために磐石築いた神聖な場所。

磐座

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/12 02:40 UTC 版)

磐座(いわくら、磐倉/岩倉)とは、古神道におけるに対する信仰のこと。あるいは、信仰の対象となる岩そのもののこと。


  1. ^ 磐境』 - コトバンク
  2. ^ イワクラ(磐座)学会ホームページ
  3. ^ 東京新聞:磐座(イワクラ) 八王子に神宿る巨石:TOKYO発(TOKYO Web) - ウェイバックマシン(2018年12月28日アーカイブ分)『東京新聞』朝刊2018年12月27日(26面)2018年12月28日閲覧。
  4. ^ 時枝務『山岳霊場の考古学的研究』株式会社雄山閣、2018年。
  5. ^ 原田実「足摺岬縄文灯台騒動・最後のまとめ」
  6. ^ 「磐座の森」(岐阜県恵那市) 石神・磐座・磐境・奇岩・巨石と呼ばれるものの研究 2019年11月18日


「磐座」の続きの解説一覧

磐座

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 03:18 UTC 版)

諏訪大社」の記事における「磐座」の解説

室町時代書写の『諏訪上社物忌令之事』(1237年成立)によると中世の上社の社壇は三三折の地形で、上壇(現在の拝殿斎庭とその奥の禁足地)には「石の御座」があり、中壇には宝殿があり、下壇は神事を行うところである。『画詞』にも「社頭の体、三所の霊壇を構えたり、其の上壇は尊神御在所鳥居格子のみあり」とある。つまり上壇には磐座が存在し、それが神の降りる場所と信仰された。この磐座は拝殿右側の少し高いところにある「硯石すずりいし)」で、古く硯石通してその背後にある守屋山遥拝していたという説があるが、硯石は元々このところにあったではなく中世以降他所から移され可能性があるという指摘もある。 原正直(2012年)は諏訪明神の磐座を拝殿の奥にある「えぼし岩」とし、文献見られる蛙石」や「甲石(かぶといし)」や「御座石」はすべてこの岩のことを指すという説を挙げている。(なお、本宮境内蓮池には「蛙石」と伝える石もあり、茅野市にある御座石神社にも「御座石」と呼ばれる石がある。) 神が磐座に降臨するという思想大祝即位式にも見られる大祝となる童男諏訪明神神体となるためには、の木のある鶏冠社(前宮境内)の石の上に立ち大祝装束着せられる。この儀式を受けることによって少年が神となるとされた。前宮本殿精進屋があった場所)の下にも磐座があると伝わる。

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磐座

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/06 09:04 UTC 版)

虚空蔵山 (広島県東広島市志和町)」の記事における「磐座」の解説

原始時代の人たちは、山全体神殿考え、自然のままの山や岩石祀った(磐座)。この山には、山頂に高さ約40メートル奥津磐座、中腹中津磐座、麗に高さ2.7メートル石津磐座といわれる岩がある。神様は、奥津磐座から順々に三つの岩を通って麗の拝殿降りてくるといわれる現在の岩蔵神社がその拝殿である。

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磐座(いわくら)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/11 18:27 UTC 版)

双月巫女」の記事における「磐座(いわくら)」の解説

不思議な鉱石出来た岩。地脈活性化する働きを持つ。

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磐座

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/26 08:54 UTC 版)

神谷太刀宮神社」の記事における「磐座」の解説

神谷磐座の巨岩 巨岩南北透き間 神谷磐座(かみたにいわくら)は、神谷神社本殿近接する八幡山麓にあるいくつかの巨岩集まりである。もっとも大きい岩が、高さ約5メートル、周径10メートル以上あり、古来より清浄の地として注連縄をかけて祀るこの中央部には縦にざっくりと割いたような隙間南北方向にあり、2020年令和2年)には『鬼滅の刃』主人公が斬った岩に似ているとして注目集めた。もとは1つであった岩が割れたものなのか、2つの岩が合わさってこのような形状をしているのかは明らかでない。北を向いた割れ目先に北極星があることから、郷土史家の間では社殿創建されるより以前自然崇拝巨岩信仰名残りであると考えられている。 巨岩巨岩の間、東西開けた場所では、縄文時代には夏至朝陽差し込んだ角度冬至太陽沈んだ角度とみられる位置割れ目があり、差し込む陽光を受けるヒールストーンのような役割をする石を備えることから、これらによって農作業適期測ることが可能であった推測して古代太陽祭祀の跡とみる説がある。

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