遥拝とは?

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 宗教 > 信仰 > > 遥拝の意味・解説 

よう はいえう- [0] 【遥拝】

( 名 ) スル
遠く離れた所から神仏などをはるかにおがむこと。 「畝傍山右手見ゆ車上ながらも-し奉りて/千山万水 乙羽


遙拝

読み方:ヨウハイ(youhai)

はるかかなたから神仏などを拝むこと。

別名 御拝


宮城遥拝

(遥拝 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/09/05 09:54 UTC 版)

朝鮮人による宮城遥拝

宮城遥拝(きゅうじょうようはい)とは、日本大東亜共栄圏において、皇居(宮城)の方向に向かって敬礼(遥拝)する行為である。遥拝する場所は、日本国内(内地)、外地外国を問わず用いられている。皇居遥拝(こうきょようはい)とも言う。

天皇への忠誠を誓わせる運動の一つであり、君が代の斉唱、日の丸の掲揚、御真影への敬礼と共に、宮城遥拝も盛んに行われた。[1] 特に第二次世界大戦中には、天皇に忠誠を誓い、日本国民の戦意の高揚を図る目的で、宮城遥拝の動きは頂点に達した。

日本基督教団

戦前、日本のプロテスタント教会では宮城遙拝が偶像礼拝として問題となった。1941年、日本のプロテスタント教会の多くは、日本基督教団に統合され、国家の監督下に置かれ、宮城遥拝が実施された。日本基督教団は皇室を宗家と仰ぐことを受け入れ、1942年、教団統理は伊勢神宮の参拝も行った。他方、宮城遙拝を実施しない教会は弾圧されることもあり、牧師や信徒が投獄されることもあった(ホーリネスの弾圧はこれとは違う次元で計画、実行され国家方針に不従順な教会に対する見せしめの傾向が強かった)。戦時下、教会は特別高等警察に監視され、礼拝の中で君が代斉唱、国旗掲揚、宮城遥拝が行われた。この傾向は大都市より地方ほど厳しく、その地域教会を主管する牧師の思想によっても差が大きかった。戦後50年に当たる1995年には、明治学院が「明治学院の戦争責任・戦後責任の告白」、日本福音キリスト教会連合第二次大戦における日本の教会の罪責に関する私たちの悔い改め」を発表するなどした。

インドネシアでの事例

元インドネシア大使で、戦時中は旧日本陸軍の軍政官であった斉藤鎮男はその著書の中で、「頭髪の刈込の制度化」、「日本語の強要」と共に、「宮城遥拝の強制」を日本の軍政が悪評であった具体例として挙げている。スマトラ島東北部にある北スマトラ州メダン市の中心部には紘原(ひろはら)神社という名の神社が建設され、ここではイスラーム教徒である地元民にも、彼らが礼拝する西方の聖地マッカとは反対の東方向にむかっての礼拝を強制した[2]

脚注

  1. ^ 教科の教育と一体のものとして,儀式・行事・団体訓練が重視された。四大節の儀式のみならず,日常的には登下校の際の御真影奉安殿への最敬礼,国旗掲揚,朝礼での宮城遥拝・訓話・行進・神社参拝・清掃などが行われるようになった。 馬新媛・西村正登「近代日本における道徳教育の変遷」『研究論叢 第1部・第2部 人文科学・社会科学・自然科学』58巻,山口大学教育学部",2008,p.81
  2. ^ 私の軍政記―インドネシア独立前夜 斉藤鎮男・著 1977年3月 日本インドネシア協会より出版

参考文献

  • 『日本基督教団史資料集』日本基督教団宣教研究
  • 『日本プロテスタント・キリスト教史』 土肥昭夫
  • 『日本プロテスタント教会史』小野静雄 聖恵授産所出版部
  • 『日本プロテスタント宣教史』中村敏 いのちのことば社

関連項目


参拝

(遥拝 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/03/17 00:40 UTC 版)

初詣の老女
稲荷神社へ参拝する女性(王子山稲荷神社)
神前での拝礼

参拝(さんぱい)とは、神社寺院教会墓廟などの宗教施設を訪れて、神仏や死者に拝む(または祈る)行為のことである。なお、祈願者本人に代わって参拝することを代参(だいさん)、祈願した神社や寺院に参詣せずその方角に向って参拝することを遥拝(ようはい)という。同様の言葉に「参詣(さんけい)」があるが、参拝は拝むこと(身体的な動作)に主眼があるのに対し、参詣は社寺へ詣でること(地理的な移動)に主眼がある。ただし、社寺に参拝するためにはそこへ詣でることになるので、一般には両者は同義の言葉とみなされている。特定の複数の社寺教会を続けて参拝することを巡礼巡拝という。

参拝作法

日本の社寺の場合

一般的な参拝作法の大きな流れは、神社・寺院とも以下のようなものである。

  1. 鳥居や門をくぐる前に一揖をする。帽子を着用している場合は脱ぐ。
  2. 手水舎で手を洗い、口をすすぐ。神前・仏前に参る前に身を清める行為で、神社の場合は略式の(みそぎ)ということになる。
  3. 賽銭賽銭箱に静かに入れる。
  4. 本坪鈴()/鰐口[1]などを鳴らす(鈴を鳴らした後に賽銭を入れると説明する人もいる)。
  5. 拝礼を行う。
    神社の場合は再拝二拍手一拝(拝は深い礼)。寺院の場合は合掌

寺社によっては上記と異なる参拝方法の場合もあり、多くはその旨の表示がある。

  • 出雲大社宇佐八幡では二拍手ではなく四拍手で行う。また伊勢神宮には特殊な拍手(八開手)があるが、参列者は行わない。
  • 神社によっては再拝のうち、前の礼を浅く、後の礼を深くする様に指定される場合もある。

一般には拍手と一拝の間、もしく合掌のときに神仏への祈願などを行う。寺院で手を合わせるのはインド等での挨拶に端を発するもので、拍手とは異なる。神社で祝詞(神社拝詞)を唱える場合は、再拝二拍手と一拝の間に行ったり、再拝の後に祝詞を唱え再度再拝二拍手一拝を行ったりする。

正式参拝

上記は社頭にて行う略式の参拝であるが、他に、拝殿に上がって(昇殿して)行う正式参拝がある。正式参拝は、社務所にて正式参拝を行いたい旨を告げ、拝殿に上がる。神職による修祓、祝詞奏上の後、神前に玉串を捧げて拝礼する。この場合も一般には再拝二拍手一拝であるが、神職の指示に従う。その後、直会として神酒をいただく。

歴史

古代においては、参拝・参詣といえば近所の神仏に参り詣でるものであったが、平安時代ごろから遠方の社寺にも詣でるようになった。平安時代末期ごろから貴族を中心として熊野三山高野山伊勢神宮への参詣巡礼が盛んに行われるようになった。特に熊野詣は人気となって多くの人が参詣し、狭い山道を人々が列をなして行く様は「蟻の熊野詣」と呼ばれた。

近世になると、交通網の整備に伴い庶民の遠出が盛んになり、伊勢神宮・金刀比羅宮善光寺などへ全国から参詣者が訪れるようになった。遠隔地への参詣には費用がかかることから、人々はを組織し、お金を出しあって代表者が代参を行うという習慣も生まれた。また、伊勢神宮への参詣では、道中で無一文になっても沿道の人々の援助によって旅が続けられるという「抜け参り」という風習もあった。これは、援助をした人も参詣した人と同じ御利益が得られると考えられたためである。

天皇の参拝

歴史的には天皇が神社を参詣する場合は、行幸の語が用いられる。賀茂行幸、石清水行幸などがそれである。ただし、現在ではあまり用いられない。拝礼(身体的な動作としての参拝)を指す場合には、親拝と呼称する場合がある。「親拝」とは、代理(勅使)を介さず直接拝礼することである(「親」とは「みずから」という意(同様の語例として「親筆」など)。親拝の対義語は「代拝」)。また天皇が神宮天皇陵を参拝する場合には親謁と呼称する(「親謁」は、帝王がみずから宗廟に参拝することを意味する語である。親謁の語は『明史』『新唐書』『隋書』などの中国古典でも用例を確認できる。)。

参考文献

  • 田中治郎「お寺と神社の作法ブック-冠婚葬祭とお参りのマナー」(学習研究社、2008年、ISBN 978-4054038745
  • 仲尾宗泰「神主ライフ!」(徳間書店、2010年、ISBN 978-4198630843、205頁)

関連項目

外部リンク

Template:Japamese-history-stub

Template:Japamese-culture-stub

  1. ^ 梵音具





遥拝と同じ種類の言葉


品詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

カテゴリ一覧

全て

ビジネス

業界用語

コンピュータ

電車

自動車・バイク

工学

建築・不動産

学問

文化

生活

ヘルスケア

趣味

スポーツ

生物

食品

人名

方言

辞書・百科事典

すべての辞書の索引

「遥拝」の関連用語

遥拝のお隣キーワード

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   
検索ランキング

画像から探す

八手

小山

MR2→MR-S

プラハ

ケント・ベック

ネグローニ

ティー マーカー

銀明寒竹





遥拝のページの著作権
Weblio 辞書情報提供元は参加元一覧にて確認できます。

  
三省堂三省堂
Copyright (C) 2001-2018 Sanseido Co.,Ltd. All rights reserved.
株式会社 三省堂三省堂 Web Dictionary
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの宮城遥拝 (改訂履歴)、参拝 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2018 Weblio RSS