磐座信仰の社とは? わかりやすく解説

磐座信仰の社

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/13 06:49 UTC 版)

神倉神社」の記事における「磐座信仰の社」の解説

神倉神社は、熊野速玉大社摂社である。新宮市中心市街地北西部にある千穂ヶ峯の支ピーク神倉山(かみくらさん、かんのくらやま、標高120メートル)に鎮座し境内外縁は直ち断崖絶壁になっている山上へは、源頼朝寄進したと伝えられる急勾配鎌倉積み石538段を登らなければならない山上にはゴトビキ岩(「琴引岩」とも。ゴトビキとはヒキガエルをあらわす新宮方言)と呼ばれる巨岩神体として祀られている。この岩の根元支え袈裟といわれる岩の周辺には経塚発見されており、平安時代経筒多数発掘され、そのさらに下層からは銅鐸片や滑石模造品出土していることから、神倉神社起源磐座信仰から発した考えられている。 神倉神社創建年代128年頃といわれているが、神話時代さかのぼ古くからの伝承がある。『古事記』『日本書紀』によれば神倉山は、神武天皇東征の際に登った天磐盾(あまのいわたて、あめのいわたて)の山であるという。このとき、天照大神の子孫の高倉下命神武神剣を奉げ、これを得た神武は、天照大神遣わした八咫烏道案内で軍を進め熊野・大和制圧したとされている。しかし、「熊野権現垂迹縁起」(『長寛勘文所収)には神剣神倉山を結びつける記述はないことから、天磐盾神倉山と結びつける所説鎌倉時代以降現れたものと考えられている。

※この「磐座信仰の社」の解説は、「神倉神社」の解説の一部です。
「磐座信仰の社」を含む「神倉神社」の記事については、「神倉神社」の概要を参照ください。

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