山田寺とは? わかりやすく解説

やまだ‐でら【山田寺】

読み方:やまだでら

奈良県桜井市山田にあった寺。蘇我石川麻呂発願により、天智天皇2年(663)に建立四天王寺式伽藍配置をもつ。


山田寺

寺院名辞典では1989年7月時点の情報を掲載しています。

山田寺

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/11 06:13 UTC 版)

山田寺(やまだでら)は、奈良県桜井市山田にある法相宗寺院山号は大化山。本尊十一面観音。一般的には、かつてここにあった古代寺院を指す。蘇我倉山田石川麻呂の発願により7世紀半ばに建て始められ、石川麻呂の自害(649年)の後に完成した。法号を浄土寺または華厳寺と称する。中世以降は衰微して明治時代初期の廃仏毀釈の際に廃寺となった。その後、1892年(明治25年)に小寺院として再興されている。


注釈

  1. ^ 「丈六」は仏像の像高。立像で約4.8m、坐像はその約半分
  2. ^ 古代の官道で、現在の県道15号と県道124号に相当
  3. ^ 『護国寺本諸寺縁起集』には金堂は一間四面と記載されているが、庇の柱間が3間しかないことからの錯誤と思われる
  4. ^ 多くの中門は梁行2間で、3間は初期伽藍の特徴とされる。現存唯一は法隆寺中門。
  5. ^ 地覆とは柱脚と柱脚を結ぶ水平材。地覆石はこれを受ける礎石。
  6. ^ 間口3間すべてが開口部という意味。中央のみが開口部となる3間1戸が一般的

出典

  1. ^ a b 奈良文化財研究所 2002, p. 8-11.
  2. ^ a b 箱崎和久 2012, p. 7-9.
  3. ^ 箱崎和久 2012, p. 19-21.
  4. ^ a b 奈良文化財研究所 2002, p. 11-12.
  5. ^ a b 箱崎和久 2012, p. 9-10.
  6. ^ 奈良文化財研究所 2002, p. 7.
  7. ^ a b c d e f 奈良文化財研究所 2002, p. 15-17.
  8. ^ 箱崎和久 2012, p. 21.
  9. ^ a b 箱崎和久 2012, p. 11-12.
  10. ^ 興福寺公式HP2020年8月12日確認
  11. ^ 阿弥陀如来および両脇侍像 e国宝 2022年5月20日確認
  12. ^ 箱崎和久 2012, p. 13-14.
  13. ^ 奈良文化財研究所 2002, p. 22-24.
  14. ^ 箱崎和久 2012, p. 18-19.
  15. ^ a b 箱崎和久 2012, p. 26-29.
  16. ^ 奈良文化財研究所 2002, p. 12-14.
  17. ^ 箱崎和久 2012, p. 38-39.
  18. ^ 箱崎和久 2012, p. 72-77.
  19. ^ 奈良文化財研究所 2002, p. 351-354.
  20. ^ 箱崎和久 2012, p. 30-32.
  21. ^ a b 箱崎和久 2012, p. 33-38.
  22. ^ 箱崎和久 2012, p. 58-59.
  23. ^ 奈良文化財研究所 2002, p. 32.
  24. ^ 箱崎和久 2012, p. 75-76.
  25. ^ 箱崎和久 2012, p. 46-49.
  26. ^ 箱崎和久 2012, p. 45-46.
  27. ^ 箱崎和久 2012, p. 41-42.
  28. ^ 奈良文化財研究所 2002, p. 171.
  29. ^ 箱崎和久 2012, p. 50-61.
  30. ^ 箱崎和久 2012, p. 85-86.
  31. ^ 箱崎和久 2012, p. 67-69.
  32. ^ 箱崎和久 2012, p. 39-40.
  33. ^ 箱崎和久 2012, p. 80-82.
  34. ^ 山田寺跡 - 国指定文化財等データベース(文化庁
  35. ^ 銅造仏頭(旧山田寺講堂本尊) - 国指定文化財等データベース(文化庁
  36. ^ 奈良県山田寺跡出土品 - 国指定文化財等データベース(文化庁
  37. ^ 石燈籠 - 国指定文化財等データベース(文化庁


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