成唯識論とは? わかりやすく解説

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じょうゆいしきろん〔ジヤウユイシキロン〕【成唯識論】

読み方:じょうゆいしきろん

世親(せしん)の「唯識三十頌(ゆいしきさんじゅうじゅ)」について、護法インド十大論師施した注釈集大成したもの。玄奘(げんじょう)が漢訳して10巻収めた法相(ほっそう)宗の中心的論書


成唯識論〈巻第五/〉


成唯識論〈巻第十/〉

主名称: 成唯識論〈巻第十/〉
指定番号 1826
枝番 00
指定年月日 1957.02.19(昭和32.02.19)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 書跡・典籍
ト書 天平宝子五年正十八小治田成書奥書
員数 1巻
時代区分 奈良
年代 761
検索年代
解説文: 奈良時代作品

成唯識論

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/14 09:50 UTC 版)

成唯識論
Vijñapti-mātratā-siddhi
14世紀に日本に伝来した巻物
基本情報
宗教 大乗仏教
作者 護法著を玄奘が漢訳
言語 サンスクリット語
集本 30
成唯識論 at 中国語 Wikisource
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成唯識論(じょうゆいしきろん、: Vijñapti-mātratā-siddhi, ヴィジュニャプティ・マートラター・シッディ)は、法相宗(唯識宗)が所依とする論典の一つ。10巻からなる。

「ヴィジュニャプティ・マートラター」(vijñapti-mātratā)とは「唯識」、「シッディ」(悉地, siddhi)とは「成就」、総じて「唯識による(悟りの)成就(についての論)」の意。

世親が著した『唯識三十頌』について護法が注釈したもので、それを中国の代に玄奘が漢訳した唯識の論典[1][2]

注釈書として、大乗基が玄奘の口述を記した『成唯識論述記』が、唯識学の根本聖典とされた。

日本へも早くに伝わり、長く唯識の教学として研究された。近年新しい訳解説が刊行されている。

文献

脚注・出典

  1. ^ 中村元ほか 編『岩波仏教辞典』(3版)、2023年、ゆしきさんじゅうしゅ。ISBN 9784000803236 
  2. ^ 成唯識論』 - コトバンク

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