蓮華戒とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 蓮華戒の意味・解説 

カマラシーラ

(蓮華戒 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/06 04:08 UTC 版)

カマラシーラ: Kamalaśīlaチベット語: ཀ་མ་ལ་ཤཱི་ལ།漢訳: 蓮華戒[1])は、インド仏教における瑜伽行中観派[1]僧侶チベット仏教の始祖であるシャーンタラクシタ(寂護)の弟子。

サムイェー寺の宗論

師シャーンタラクシタが、チベット吐蕃)のティソン・デツェン王の招請でチベットに赴き、サムイェー寺を建立して仏教を広めた後も、カマラシーラはインドのナーランダー大僧院に残り、タントラの教授を行っていた。

その後786年敦煌から連れて来られた中国禅僧摩訶衍[注釈 1]の不思不観の教義が、シャーンタラクシタの死(787年)後にチベットで広がりを見せ、インド僧達との間で論争・政争が生じた。

劣勢に立たされたインド僧によりカマラシーラが招請され、サムイェー寺で論争が行われた(サムイェー寺の宗論[2]

カマラシーラはこの論争に勝利し、以後インド仏教が正統とされ、チベット仏教の方向性が決定付けられた。

著作

  • 『中観光明論』
  • 『修習次第』

脚注

注釈

  1. ^ チベット仏教では、ハーシャン (hwa shang) とも呼ばれる。

出典

関連項目




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「蓮華戒」の関連用語

蓮華戒のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



蓮華戒のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのカマラシーラ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS