一水四見とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 学問 > 世界宗教用語 > 一水四見の意味・解説 

いっすいしけん 【一水四見】

仏教用語一処見・一境四見とも。同じ一つでも、天人は宝池と見、人間と見、餓鬼は血と見、住家と見る如く、ものも見る者によって異なるという教え

一水四見

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/28 15:35 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動

一水四見(いっすいしけん)とは、唯識のものの見方。認識の主体が変われば認識の対象も変化することの例え[1]

人間にとっての河(=水)は
天人にとっては歩くことができる水晶の床
魚にとっては己の住みか
餓鬼にとっては炎の燃え上がる膿の流れ

というように、見る者によって全く違ったものとして現れるという。似たようなものに次のような古歌がある[2]

「手を打てば鳥は飛び立つ鯉は寄る 女中茶を持つ猿沢の池」

猿沢池のほとりの興福寺は唯識を研究する法相宗の本山でもある。

出典

  1. ^ ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「一水四見」
  2. ^ 日蓮宗メールマガジン6月号


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「一水四見」の関連用語

1
16% |||||

2
8% |||||

3
8% |||||

4
8% |||||

5
8% |||||

6
8% |||||


8
8% |||||

9
8% |||||


一水四見のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



一水四見のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
中経出版中経出版
Copyright (C) 2025 Chukei Publishing Company. All Rights Reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの一水四見 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS