唯識三十頌とは? わかりやすく解説

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唯識三十頌/大乗百法明門論/般若心経


唯識三十頌

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/14 09:53 UTC 版)

唯識三十頌
: Triṃśikā-vijñapti-mātratā
基本情報
宗教 大乗仏教
作者 世親
言語 サンスクリット語[1]
経句 30
全文
唯識三十頌
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唯識三十頌(ゆいしきさんじゅうじゅ、: Triṃśikā-vijñapti-mātratā, トリンシカー・ビジュニャプティ・マートラター)は、大乗仏教唯識派世親が著した唯識の思想を要約した30のサンスクリット語偈頌[1]

原題は「トリンシカー」(triṃśikā)が「三十頌」、「ビジュニャプティ・マートラター」(vijñapti-mātratā)が「唯識」、総じて「唯識についての三十頌」の意。

主に識転変などが説かれる[1]

また世親の著書を護法が注釈しており、それを玄奘が漢訳して『成唯識論』を記し、これは法相宗(唯識宗)の重要な論典のひとつとなった[1][2]

翻訳

  • 漢訳「唯識三十頌」 - 玄奘による[1]
  • 漢訳「転識論」- 真諦による[1]

脚注

  1. ^ a b c d e f 中村元ほか 編『岩波仏教辞典』(3版)、2023年、ゆしきさんじゅうしゅ。ISBN 9784000803236 
  2. ^ 成唯識論』 - コトバンク

参考文献

  • 安田理深 著、安田理深選集編纂委員会 編『安田理深選集』 第2巻 唯識三十頌聴記1、1985年。 

関連項目

外部リンク

SAT DB(大正新脩大藏經テキストデータベース)


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