十地経とは? わかりやすく解説

十地経〈並十力経/廻向輪経〉

主名称: 十地経〈並十力経/廻向輪経〉
指定番号 1005
枝番 00
指定年月日 1941.07.03(昭和16.07.03)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 書跡・典籍
ト書
員数 2帖
時代区分 平安
年代
検索年代
解説文: 平安時代作品
重要文化財のほかの用語一覧
書跡・典籍:  十五番歌合断簡  十五首和歌  十住経巻第三  十地経  十地論歓喜地  十牛頌  十誦律

十地経

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/02 02:24 UTC 版)

十地経
Daśa-bhūmika Sūtra
基本情報
宗教 仏教
作者 不明
時期 紀元前1世紀~西暦1世紀ごろと思われる
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十地経(じゅうじきょう、: Daśa-bhūmika Sūtra, ダシャ・ブーミカ・スートラ)とは、初期大乗仏教経典の一つで、後に『華厳経』に編入され、『華厳経』の「十地品」(じゅうじぼん)として伝承された。

菩薩修行位階(bhūmi, ブーミ)が十段階に分け説かれてゆく。

翻訳

漢訳経典では

  • 竺法護訳 『漸備一切智徳経』(大正蔵285)
  • 鳩摩羅什訳 『十住経』(大正蔵286)
  • 尸羅達摩訳 『仏説十地経』(大正蔵287)
完訳『華厳経』として

がある。

影響

中観派の祖・龍樹は、『十地経』を註釈し『十住毘婆沙論』を著した。巻第五「易行品第九」は、中国・日本の浄土教浄土宗浄土真宗など)にも影響を与えた。

唯識派世親も、註釈書『十地経論』を書き、それを基に中国十三宗の一つ「地論宗」が成立した。

ネパールでは『華厳経』などと共に九法宝典(Navagrantha)という扱いを受けている[1]

日本語訳

脚注

注釈

出典

  1. ^ 藤谷厚生「金光明経の教学史的展開について (PDF) 」『四天王寺国際仏教大学紀要』 平成16年度 大学院 第4号 人文社会学部 第39号 短期大学部 第47号, p.1-28(p14), NAID 110006337539

関連項目


十地経

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/11 12:41 UTC 版)

菩薩」の記事における「十地経」の解説

華厳十地経は序章において、「十種無上の徳あるもっともすぐれた菩薩行」を十波羅蜜としている。

※この「十地経」の解説は、「菩薩」の解説の一部です。
「十地経」を含む「菩薩」の記事については、「菩薩」の概要を参照ください。

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