四天王寺式伽藍配置
読み方:シテンノウジシキガランハイチ(shitennoujishikigaranhaichi)
四天王寺式伽藍配置
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/10 10:01 UTC 版)

四天王寺式伽藍配置(してんのうじしきがらんはいち)は、飛鳥時代の代表的な伽藍配置の一つ。
様式
南北に南大門、中門、塔、金堂、講堂が一直線上に並ぶ。大阪天王寺区の四天王寺などにみられる。一塔一金堂式。
建築に際して、中心軸となる南北線をどう設定するのか。7世紀前半に創建された四天王寺は真北にとっている。古代の寺院建築では軸線を真北に設定するのが基本で、中国に端を発する。
地方での例として愛知県岡崎市北野町の北野廃寺は、矢作川右岸の標高25メートルの碧海台地上に位置している。中門・塔・金堂・講堂が一直線に並ぶ伽藍である。参道も検出されている。かつては東西124メートル、南北147メートルの区画に建っていたらしい。古瓦から7世紀中頃から終わり頃の創建とみられ、7世紀半ばに溯る西三河最古寺院との評価が下されている。
関連項目
外部リンク
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