赤い手裏剣とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 製品 > 芸術・創作物 > 映画 > 映画作品 > 赤い手裏剣の意味・解説 

赤い手裏剣

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/12 22:14 UTC 版)

赤い手裏剣
監督 田中徳三
脚本 高岩肇野上龍雄
製作 加賀四郎
出演者 市川雷蔵
山形勲
音楽 塚原晢夫
撮影 宮川一夫
編集 山田弘
製作会社 大映京都
配給 大映
公開 1965年2月20日
上映時間 87分
製作国 日本
言語 日本語
テンプレートを表示

赤い手裏剣』(あかいてしゅりけん)は、1965年2月20日に大映が配給した西部劇タッチの時代劇映画[1]大藪春彦の短編小説「掟破り」(連作短編集『孤剣』所収)を田中徳三監督で映像化、主演は市川雷蔵[2][3]

概要

三組のやくざがしのぎを削り、無法地帯化した宿場町に一人の男が現れ、やくざを一掃すべく奮戦する[4]

プロットは基本的に「掟破り」に依りつつ、同じく『孤剣』所収の「町荒らし」「隠田騒動」からも一部エピソードが借用されている。また原作では主人公(伊吹勘之助)は米国コルト社製のコルト・パターソン英語版[5]を所持していることになっているが、映画では手裏剣に変えられている[6]

大藪春彦による原作は芳文社発行の『週刊漫画TIMES』に連載された後、1964年9月、桃源社よりポピュラー・ブックスの1冊として刊行された。

あらすじ

配役

スタッフ

倂映作品

  • 『女めくら物語』: 島耕二監督作品

脚注

  1. ^ 本作は大藪春彦のハードボイルド時代小説を原作とはするものの、映画化に当って原作の世界観とは異る味付けがなされており、ハードボイルドというよりも西部劇に近いタッチとなっている。縄田一男も徳間文庫版『孤剣』の解説で本作に言及し「市川雷蔵が徹底した西部劇スタイルで快演」と本作を西部劇に準えている。
  2. ^ キネマ旬報 1965年3月上旬号 p.51
  3. ^ 赤い手裏剣”. 日本映画製作者連盟. 2022年7月14日閲覧。
  4. ^ 赤い手裏剣”. 日本映画情報システム 文化庁. 2022年7月14日閲覧。
  5. ^ 作中では「天保六年というから、清水の次郎長が十六歳の少年であった頃に、米国で発明されたコルト・パタスン五連発の輪胴式」と説明されている。
  6. ^ ただし、連作短編の第1話「町荒らし」では伊吹勘之助も手裏剣を使っている。手裏剣で洋式小銃を持った男を倒し、手に入れた小銃(コルト・パターソン)が第2話「掟破り」では伊吹勘之助の武器となる。映画ではこの手裏剣で洋式小銃を持った男を倒すというエピソードのみが使われている。

外部リンク





固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  赤い手裏剣のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「赤い手裏剣」の関連用語

赤い手裏剣のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



赤い手裏剣のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの赤い手裏剣 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS