赤い手裏剣
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/19 01:17 UTC 版)
『赤い手裏剣』(あかいてしゅりけん)は、1965年2月20日に大映が配給した西部劇タッチの時代劇映画[1]。大藪春彦の短編小説「掟破り」(連作短編集『孤剣』所収)を田中徳三監督で映像化、主演は市川雷蔵[2][3]。
- ^ 本作は大藪春彦のハードボイルド時代小説を原作とはするものの、映画化に当って原作の世界観とは異る味付けがなされており、ハードボイルドというよりも西部劇に近いタッチとなっている。縄田一男も徳間文庫版『孤剣』の解説で本作に言及し「市川雷蔵が徹底した西部劇スタイルで快演」と本作を西部劇に準えている。
- ^ キネマ旬報 1965年3月上旬号 p.51
- ^ “赤い手裏剣”. 日本映画製作者連盟. 2022年7月14日閲覧。
- ^ “赤い手裏剣”. 日本映画情報システム 文化庁. 2022年7月14日閲覧。
- ^ 作中では「天保六年というから、清水の次郎長が十六歳の少年であった頃に、米国で発明されたコルト・パタスン五連発の輪胴式」と説明されている。
- ^ ただし、連作短編の第1話「町荒らし」では伊吹勘之助も手裏剣を使っている。手裏剣で洋式小銃を持った男を倒し、手に入れた小銃(コルト・パターソン)が第2話「掟破り」では伊吹勘之助の武器となる。映画ではこの手裏剣で洋式小銃を持った男を倒すというエピソードのみが使われている。
- 1 赤い手裏剣とは
- 2 赤い手裏剣の概要
- 3 スタッフ
固有名詞の分類
- 赤い手裏剣のページへのリンク