文法・アクセント・音声
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/10 14:50 UTC 版)
九州方言に属すが、文法は瀬戸内要素が強く、山陽方言、四国方言に近い。例えば、肥筑方言で聞かれる、形容詞の語尾が「か」になるカ語尾はなく、逆接の接続助詞「ばってん」や主語を表す格助詞「の」も用いられない。また理由の接続助詞に「きー・き・けー・けん」を用いることは中国、四国と共通する。 アクセントは外輪東京式アクセントであり、他の九州方言とは異なっている。 音声は北部では表日本と同じく二つ仮名方言であるが、南部で四つ仮名を区別する四つ仮名方言であり、中部では三つ仮名方言となる。三つ仮名方言とは「じ」と「ぢ」は区別しないが「ず」と「づ」を区別するというもので、全国で中部両豊地域にしか見られない。
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